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「Zenfone 11 Ultra」速攻レビュー カメラから新AI機能、パフォーマンスまでを徹底検証

ITmedia Mobile / 2024年7月3日 11時8分

 動画撮影は8K24Pや4K60Pに対応。4K30P ならHDRムービー撮影も可能だ。また、被写体以外をぼかすポートレート動画撮影にも対応する。

 動画撮影では6軸ジンバルがより活躍する。近年のスマホも強力な手ブレ補正処理に対応しているが、実際には画角が狭くなる他、撮影対象の明るさが求められる。だが、6軸ジンバルはカメラを実際に動かす方式なので、強力な手ブレ補正と広角撮影や暗い場所での撮影を両立できる。

 実際のところだが、カメラを横などに振るといった動きはかなり滑らかになるが、歩きながらの撮影だと上下の揺れはやや発生する。本格的な外付けジンバル並みの性能とまではいえない。とはいえ、手持ちで昼夜問わず比較的滑らかに映像を撮れるのは大きな利点で、動画撮影の強力な武器になるのは確かだ。

●冷却構造でSnapdragon 8 Gen 3の性能を最大限引き出す

 プロセッサにはQualcomm製の最新ハイエンドSoC「Snapdragon 8 Gen 3」を搭載。さらに、ゲーミングスマホROG Phone 8譲りの冷却システムとしてベイパーチャンバーや窒化ホウ素などをほぼそのまま搭載。冷却周りの違いは、外部冷却ファンの装着を想定した急速冷却コンダクターがない点ぐらいだ。

 メモリ容量とストレージ容量は購入時に選ぶ形で、12GB+256GBと16GB+512GBモデルが用意される。今回のテストは16GB+512GBモデルを用いている。

 実際のベンチマークスコアは非常に高く、AnTuTuベンチマークではハイエンドスマホの壁となっている総合スコア20万を超える値をたたき出した。日本でもSnapdragon 8 Gen 3を搭載したスマホは出ているが20万以下のモデルが多い。同等のスコアを出せるのは兄弟機種のROG Phone 8など、ゲーミングスマホクラスの冷却性能を持ったモデルぐらいだろう。

 結果、主にCPU性能を計測するGeekBench 6や3Dグラフィック性能を計測する3DMARKでも高いスコアを計測できた。Qualcommは前世代のSnapdragon 8 Gen 2と比べてSnapdragon 8 Gen 3のGPU性能が25%アップしたとしている。だが、Zenfone 11 Ultraは冷却性能が比較的高い分、一般的なSnapdragon 8 Gen 2搭載モデルから買い替えると25%以上の性能アップを体感できる場合がある。

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