1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

「Zenfone 11 Ultra」速攻レビュー カメラから新AI機能、パフォーマンスまでを徹底検証

ITmedia Mobile / 2024年7月3日 11時8分

●フル充電は48分! 対応充電器で急速充電が可能

 充電は最大65WのUSB ケーブルでの充電と、最大15Wのワイヤレス充電に対応する。バッテリーは大容量5500mAhで、最新プロセッサ搭載ということもあってか省電力性能も高い。普段使いでたまにゲームを動かす程度だと、1日で半分消費するのも難しい。ゲームのヘビーユーザーでも、長時間プレイし続けないと1日で使い切るのは難しい。

 最速で充電するにはUSB PDのPPSモードに対応した65Wを供給できる充電器が必要だ。ただ、65Wは最大値なので、ある程度高出力なUSB PD充電器ならおおむね素早く充電できる。どうしても最大65Wの急速充電を利用したいなら、純正の充電器を購入するのが確実だろう。

 実際にバッテリー残量0%から最大出力65Wで充電できる製品を利用したところ、30分で75%、48分で100%まで充電できた。もともとROG Phoneシリーズで対応していた機能だが、超急速充電対応と呼んで差し支えないだろう。

 実際の利用時は「設定」→「バッテリー」の内容も確認しよう。バッテリーをいたわるための低速充電や充電スケジュールの設定などを変更できる。

 ゲーミングスマホゆずりの電力のバイパス供給設定も利用可能だ。充電器を接続したままゲームや動画視聴など長時間スマホを動かす場合に、供給電力をスマホの動作のみに利用してバッテリーへの不要な充電を避けてくれる。

●細かい仕様もチェック eSIM非対応やUSB2.0など意外な点も

 最後に、細かい機能についても見ていこう。前述の通り、ハイエンドながら3.5mmイヤフォンジャック搭載とビデオ会議や音楽ゲームに適した仕様だ。BluetoothイヤフォンはaptX AdaptiveやaptX Losslessに対応。ステレオスピーカーは音量や音はいいが、前面と底面に配置したことによるバランスがやや気になった。

 SIMカードへの対応は、底面にnanoSIMを2枚装着するスロットを搭載。ただし、eSIMには非対応だ。購入時と合わせて回線を契約する場合、nanoSIMの発行を受けるようにしよう。日本の通信バンドへの対応はドコモのn79も含めおおむね問題ない。ただしミリ波には非対応だ。Wi-Fiは6E対応だが、テザリングで6GHz態を選ぶことはできない。

 USB端子はUSB2.0のType-Cだ。画面出力にも対応していない。機種の価格帯を考えると、兄弟機のROG Phone 8の側面に搭載されているUSB 3.1のUSB-C端子を生かしてほしかった。この点が気になる人は要注意だ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください