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IIJ×OPPO、Xiaomi、モトローラが語るスマホ戦術 おサイフケータイは「永遠の悩み」、IIJmioは「モバイル業界の宝石箱」

ITmedia Mobile / 2024年7月26日 14時55分

 永野氏は「SIMフリー市場を盛り上げていくために、試行錯誤、創意工夫をしながらメーカーさんもわれわれIIJmioも頑張っております」と語っていた。

●おサイフケータイは本当に必須? メーカーにとっては「永遠の悩み」

 イベントの後半には、オウガ・ジャパン丹下氏、Xiaomi Japan安達氏、モトローラ・モビリティ・ジャパン見潮氏が登壇し、それぞれ自社の端末事業を簡単に紹介した後、永野氏も加えてトークセッションが行われた。トークセッションはIIJが質問を投げかけ、3氏が回答するという流れで行われた。

 3社ともグローバル展開するスマホメーカーだが、日本モデルで重視することは何かという質問に対し、Xiaomiの安達氏は「お客さまの心に刺さる特徴を持つ商品をグローバルの中から見つけて、日本に導入したい」と語った。

 「Xiaomiはグローバルシェア3位。めちゃくちゃ売っていて、日本のマーケット全体よりも売っています。スケールがあるので安く部品を調達し、生産できる。OPPOさん、モトローラさんもそうですが、スケールメリットがある。また、開発力が高く、いろいろなことに投資して新しいものを生み出すことができる。そのグローバルのよさを、できるだけ変えずに日本のお客さまにお届けしたい。

 POCOシリーズはその典型で、日本の認証は通っていますが、基本的にグローバル版そのまま。結果、評価されているそのままの内容でお届けできる。日本のお客さまに最適化させるというのは1つの軸ですが、グローバルの強みやスピード感、イノベーションを、そのままお届けすることを忘れずに、チームで議論しながらやっていきたいと思っています」(安達氏)

 オウガ・ジャパンの丹下氏は「右に同じ(笑)」と安達氏と同意見としながらも、「そのまま持ってくるのはちょっと難しいという意見もわれわれチームの中にはある」と回答。OPPOは早期から。防水防塵、おサイフケータイといった日本仕様にしっかり対応しているところも評価されている。

 「OPPOはグローバルシェア4位。グローバル全体で6億人以上のユーザーがいます。ですので、それぞれの国と地域のユーザーの声、当然、日本のお客さまの声も反映しながら、物作りをしていきたい」(丹下氏)

 モトローラの見潮氏も2氏と同意見。「FeliCaやIP68という日本市場で求められてる基本機能が入ってないという課題をクリアして、ようやくいろいろな端末に搭載されるようになった」状態であり、「日本の市場として、ユーザーが求めているデフォルトの機能をきっちり搭載していくことが今のスタンス」。その上で、「海外で進んでいる新しい機能をプロダクト企業としてキャッチアップして市場に届けたい」と語った。

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