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IIJ×OPPO、Xiaomi、モトローラが語るスマホ戦術 おサイフケータイは「永遠の悩み」、IIJmioは「モバイル業界の宝石箱」

ITmedia Mobile / 2024年7月26日 14時55分

 これらのコメントに対して、永野氏が「おサイフケータイは、やっぱりものすごく重要だと捉えていますか?」と質問。スマホを何台も運用している永野氏自身は、「乗り換えが面倒なので、おサイフケータイはスマートウォッチに搭載すればいい」との意見だ。

 見潮氏は「おサイフケータイは生活インフラであり重要」との回答。今後はスマホにマイナンバーカードを登録して使われる可能性もあり、サポートしておくという立場だ。

 丹下氏は「モデルによる」との意見。代替手段としてQRコード決済も普及している。「どの機種で、どういう使われ方しているのか、ユーザーさんの声を聞きながら対応していきたい」と述べた。

 安達氏は「永遠の悩み」と語った。おサイフケータイは20周年を迎え、インフラとして整っている。おサイフケータイ搭載の要望も多いという。ただ、「FeliCaを入れられないから、その商品を日本で出さないのはもったいなくないですか? とは思っている」とコメント。クレジットカードのタッチ決済が使えるようになり、他の選択肢も出てきている。スマホを複数台持って使い分けている人も多い。

 「FeliCaを必須にすると、日本導入のハードルがかなり上がるのは開発上、事実。グローバルで、あそこまでハードウェアを変更する非接触通信の規格はない。マストにしたらよくない、オープンに考えるべきというのが正直、本心です」(安達氏)

 安達氏は、いろいろな手法をユーザーと一緒に探っていきたいと語っていた。

●スマホのAIにはどうアプローチする? OPPOは「久しぶりにFindを持ってくる」

 2つ目の質問は「AIに対する取り組み」。各社とも積極的に取り組んではいるが、今後の話は新端末の話に直結するだけに、言えない部分も多かったようだ。

 安達氏は、カメラの画像処理で使われているAIを取り上げた。例えば、写真画質が非常に高く評価されているXiaomi 14 Ultraでも「画像処理に対して、めちゃくちゃAIを使っている」。1度シャッターを押すと、背後でRAW画像をいくつも撮影し、それを解析しながら最適な陰影やフォーカス具合を演算し、ポートレートモードの作品として出す。こうした作業をAISP(AIシグナルプロセッサ)が行っているという。なお、最近注目されている翻訳や文字起こし、要約などは「今後、日常になっていくと思う」とし、メーカーの差異化にはつながらないという考えを述べた。

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