1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

モトローラ急成長の要因を聞く 日本のスマホはFeliCaありきで開発、ソフトバンクやIIJとのタッグも成功

ITmedia Mobile / 2024年8月9日 13時0分

―― moto g64 5Gは昨年(2023年)出た「moto g53 5G」の後継機だと思いますが、スペックは上がりながらも、価格は据え置きになっています。

仲田氏 市場的にはそういう(後継機という)形になります。市場の中で競争力を高めるには、どのぐらいのスペックで、どのぐらいの価格にすればいいのかといったことを日々議論しています。市場の動きや競合他社の製品、価格を考慮した上で、われわれとしてこのぐらいのポジションでやっていきたいという価格をつけました。

―― やはりここはボリュームゾーンなだけに、3万円台半ばとかなり安いですね。近いスペックの他社モデルよりもインパクトがある価格設定でした。

仲田氏 他社のことはよく分かりませんが、gシリーズは全世界で最も売れているシリーズです。これだけのおかげというわけではありませんが、razrやedgeも入れて、全米ではナンバー3、南米ではナンバー2になっています。また、アジア・パシフィックでも出荷台数は大きく伸びています。このような全体の調達力や開発力もあり、moto gは価格競争力が出せています。

―― 為替も1年でかなり円安に振れました。

仲田氏 為替の話もそうですし、部材の価格も上がっていますが、そこはメーカーとしてかなり努力をしています。

●1年返却で12円のmotorola edge 50s pro、ソフトバンクには「かなり踏み込んでいただけた」

―― 昨年度、大きく出荷台数を伸ばしていますが、これはやはりmoto g53y 5Gの成功が大きかったのでしょうか。

仲田氏 moto g53y 5Gの販売台数は、大きく寄与しています。gシリーズはわれわれの売れ筋で、何年も受け入れられてきました。ここは当然伸ばしていきたい。

 一方で、今年(2024年)はedgeシリーズにも新たにmotorola edge 50 pro、motorola edge 50s proを出しています。モトローラにおけるファッション性や機能性、利便性といったものを、ぜひ皆さんにご理解いただき、たくさんの方に使っていただければと思います。こちらのモデルは、スペックやデザインも含め、若い方にも使っていただけるのではないでしょうか。スマホ全体の価格は高くなっていますが、motorola edge 50 pro/50s proの価格は、若い方が自分のお金でお買い求めいただける範囲に収まっているのではないでしょうか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください