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モトローラ急成長の要因を聞く 日本のスマホはFeliCaありきで開発、ソフトバンクやIIJとのタッグも成功

ITmedia Mobile / 2024年8月9日 13時0分

 カラー以外だと、海外では箱に香りをつけたりもしているのですが、日本ではセンシティブなのでそれもやっていません。グローバルのものがあるとはいえ、市場の声は議論しつつフィードバックしています。

―― におい、ですか。

仲田氏 はい。香水ですね。箱につけているようです。

●moto aiでは「キャプチャー」「クリエイト」「アシスト」が柱に

―― razr 50、50 ultraやmotorola edge 50 proには、moto aiが内蔵されています。これはどのようなものなのかを教えていただけないでしょうか。

仲田氏 今のコンセプトは3つで、「キャプチャー」「クリエイト」「アシスト」という柱を立てています。これは、どちらかといえばコンセプトで、例えばカメラ機能をどんどんよくしていくのは、キャプチャーが当てはまります。静止画や動画をいかに使いやすく、簡単に美しくしていくのかという部分にAIを活用しています。自動的に被写体を認識し、フォーカスし続けるというところも、AIの特徴の1つです。

 クリエイトは、今現在商品に搭載されている機能だと、自撮りした写真の服装に合った壁紙を生成し、それを端末のテーマに設定できるというものがあります。この機能はもっと進化していきます。最後のアシストは、AIが状況を考え、どういう使い方をされているのかを覚えることで、この場面ではこういうことをやりたいのではと提案するような機能です。ユーザーの経験や情報、今のコンテキストを踏まえて支援していくのがアシストというコンセプトです。

―― 現状だと、キャプチャーはカメラに、クリエイトは壁紙生成として機能になっていますが、アシストはこれからですよね。

仲田氏 はい。今の機種にはまだ入っていません。

―― 今後、アップデートで過去のモデルに入っていくこともあるのでしょうか。

仲田氏 それもあるかもしれません。

―― moto gシリーズはmoto aiがありませんが、これはなぜでしょうか。

仲田氏 今現在、例えばカメラだとそれなりの品質のセンサーが必要で、AIを動かすにはある程度、チップセットのパワーも必要になります。moto aiには、それなりの性能が必要です。ただ、ハードウェアはどんどん進化していきますし、moto aiも進化していきます。それらが相まって、時間とともに、全てのラインアップに入ってくるようになるかもしれません。

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