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JR東日本が初めての「運賃値上げ」を申請 2026年3月実施予定 4つのポイントをチェック!

ITmedia Mobile / 2024年12月10日 15時0分

5. JR九州エリア(下関~門司港間)の営業キロは6.3km

8. 合計の運賃計算キロ(445.5km)から、基準運賃は7480円となる

9. JR四国エリアおよびJR九州エリアにおける加算運賃を求める

11. JR四国エリアの営業キロは44.0kmなので330円加算(※9)

12. JR九州エリアの営業キロは6.3kmなので、30円加算

15. 合計の運賃は、基準運賃に350円加算した7840円

(※8)運賃ルール上、山陽本線(幹線)の岩国~櫛ケ浜間(または両駅を通過する)乗車券を購入する場合、距離の短い岩徳線(地方交通線)経由で乗車したとみなして計算を行うため「運賃計算キロ」となる(※9)本四備讃線の宇多津~児島間(瀬戸大橋区間)の加算運賃を含む

 今回の運賃改定が成立した場合、JR東日本の運賃はJR東海/西日本と異なるものとなる。そこでJR東日本では現行の運賃(≒改定後のJR東海/JR西日本の運賃)を「基準運賃」とした上で、自社区間に「加算運賃」を設定する。加算額は「JR東日本における値上げ相当分」とされている。

 ニュースリリースで例示されているものとして、JR東海の御殿場駅(静岡県御殿場市)から国府津駅を経由して自社の大船駅(神奈川県鎌倉市)に至る乗車券の運賃計算がある。その計算手順は以下の通りだ。

1. 合計の営業キロを求める

3. JR東海エリア(御殿場~国府津間)の営業キロは35.5km

4. JR東日本エリア(国府津~大船間)の営業キロは31.2km

7. 合計の営業キロ(66.7km)から、基準運賃は1170円となる

8. JR東日本エリアにおける加算運賃を求める

10. JR東日本エリアの営業キロは31.2kmなので30円加算

13. 合計の運賃は、基準運賃に30円を加算した1200円となる

●ポイント4:東海道新幹線と東海道本線の一部が“別路線”に

 日本における高速鉄道の代名詞ともいえる「新幹線」だが、その名の通り「新しい幹線(鉄道)」として誕生した。そのこともあり、新幹線の多くは運賃上「在来線の別ルート」という扱いとなっている。この扱いに当てはまる新幹線は以下の通りだ。

・東海道新幹線(東京~新大阪間)

・東海道本線(東京~新大阪間)の別線として扱う

・新横浜駅は「横浜駅」、新富士駅は「富士駅」、岐阜羽島駅は「岐阜駅」とみなす

山陽新幹線(新大阪~博多間)

・東海道本線(新大阪~神戸間)、山陽本線(神戸~門司間)、鹿児島本線(門司~博多間)の別線として扱う

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