ドコモとモトローラが18年ぶりにタッグを組んだワケ シェア急拡大で2025年度は“2倍成長”を狙う
ITmedia Mobile / 2024年12月17日 11時57分
ドコモから約18年ぶりに発売されるモトローラ製端末のrazr 50d。同社がモトローラのAndroidスマホを取り扱うのは初となる
モトローラ・モビリティ・ジャパンは、同社初となるドコモ向けのAndroidスマートフォン「motorola razr 50d」を発表した。同モデルは、9月に発売されたフォルダブルスマホ「motorola razr 50」をベースにしながら、ハードウェアとソフトウェアの両面にドコモ向けのカスタマイズを施した1台。ドコモからモトローラブランドの端末が発売されるのは、iモード端末の「M702iS」以来、実に18年ぶりのことになる。
ここ数年、ソフトバンクでの取り扱いが拡大し、急成長を遂げていたモトローラ。2024年度も、前年と同じ成長率である2倍程度の規模拡大を目指すことを明かしていたが、その“秘策”がドコモでの端末発売だったというわけだ。一方で、ドコモにとってもrazrシリーズの取り扱いは、端末ラインアップが拡大するメリットがある。ここでは、そんなドコモとモトローラ双方の狙いを読み解いていきたい。
●razr 50をベースにドコモ仕様を盛り込んだ1台、ハードもソフトも“オンリーワン”
端末名に「d」がつくことからも分かるように、razr 50dは、ドコモ向けに全面的なカスタマイズを施したrazr 50だ。そのカスタマイズはソフトウェアにとどまらず、ハードウェアや個装箱にも及ぶ。ソフトウェアは、一般的なドコモ向けのAndroidスマホと同様だ。ホームアプリに「docomo LIVE UX」を採用しており、設定メニューにもドコモのサービスやクラウドへの導線が設けられている。「d払い」や「my daiz」といった主要アプリもプリインストールした。
また、razr 50シリーズに固有の機能である電源キーのダブルクリックには初期設定でd払いが割り当てられており、ロック解除してあれば、すぐに同アプリを呼び出すことができる。razr 50dは、閉じたときに情報を表示できるアウトディスプレイが3.6型と大きく、本体を開かずとも、d払いの決済に必要なQRコード/バーコードを十分なサイズで表示可能。折りたたみのギミックを生かし、コンパクトな状態のまま支払いを済ませることができるというわけだ。
とはいえ、この程度のカスタマイズであれば、他の端末で採用されていることもある。razr 50dがすごいのは、ハードウェアもドコモ向けに作り込まれていることだ。1つ目は、本体素材の違いだ。通常のrazr 50やソフトバンク向けの「motorola razr 50s」は、背面がレザー調になっており、ザラっとした手触りを楽しめる。これに対し、razr 50dには天然繊維素材のアセテートが採用されており、サラッとした質感に仕上げられている。
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