独断と偏見で選ぶ2024年のベストスマホ5選 「最強カメラスマホ」を上回った「世界初機構」の衝撃
ITmedia Mobile / 2024年12月30日 10時14分
本機種は収縮式のレンズ、極めて高いマクロ性能を持つ望遠カメラはもちろん、プロセッサは自社設計のKirin 9010の搭載が判明しており、中国大陸向けは5G通信に対応している可能性も極めて高い。
制裁後の独自チップ搭載スマホでは初のグローバル展開も行われ、5G通信を封じながらも東南アジア、中東、欧州地域で販売された。同社初の「Ultra」を冠した機種はあらゆる意味でウルトラなスマートフォンだ。
●2位:日本でも堂々登場! Xiaomiのフラグシップ「Xiaomi 14 Ultra」
第2位は日本でも話題をかっさらったXiaomi 14 Ultraだ。このスマートフォンはライカと共同開発した4眼カメラシステムを採用。メインカメラには1型センサーに加えて、可変絞り機構を採用。光芒を演出する新しい表現を可能にした。最短撮影距離が10センチまで寄れる3.2倍望遠カメラ、5倍望遠カメラも備える。
また、撮影体験向上を目的として「Photographer Kit」という専用のカメラグリップも用意。シャッターキー、ズームレバー、ファンクションキー、ダイヤルが備わっている他、1500mAhの拡張バッテリーを備える。ダイヤルは露出や絞り制御などに利用でき、撮影体験を大幅に高めることができる。
本機種の選出理由は卓越したカメラ性能はもちろんのこと、「日本でも発売された」ということが大きい。同社のフラグシップとしては初の日本投入であり、IT系メディアだけでなくライフスタイルメディアなどをはじめ、各所から高い注目度を示した。日本向け価格は税込み19万9800円で2万円相当のカメラグリップが付属する豪華仕様だった点も評価したい。
●1位:世界初の実用3つ折りスマホに感じた可能性 「HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN」
2024年に最も印象的だったスマートフォンは、世界初の3つ折り、トライフォールド端末の「HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN」だ。3つ折りスマートフォンは展示会などでコンセプトモデルが出展されていたことから、近いうちに実用化すると思われていた。これが思ったよりも早く現実のものとなった。
筆者はこの機種をいち早く体験するために発売直後の中国 深センへ飛んだ。価格が高価であること、現地でも入手困難な機種のため購入することはかなわなかったが、それでも実機を通常よりも長い時間体験することができた。
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