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OPPOが3年ぶりハイエンド「Find X8」を投入する真意 カメラはライカと競合せず、折りたたみはキャリアとの協業がマスト

ITmedia Mobile / 2025年1月16日 11時14分

OPPOが3年ぶりハイエンド「Find X8」を投入する真意 カメラはライカと競合せず、折りたたみはキャリアとの協業がマスト

日本では約3年ぶりのハイエンドスマートフォンとなる「OPPO Find X8」

 OPPOのスマホやタブレットなどを日本で手掛けるオウガ・ジャパンは、約3年ぶりとなるハイエンドモデル「OPPO Find X8」を発売した。日本市場では、Reno Aシリーズを中心にしたミッドレンジモデルやローエンドモデルを多数展開していたOPPOだが、ハイエンドモデルは「OPPO Find X3 Pro」以降、投入を見送っていた格好だ。その間も、OPPOはグローバルでハイエンドモデルを継続的に投入し続けており、老舗カメラメーカーのハッセルブラッドとの協業も始まっていた。

 海外市場の動向を見たユーザーからのハイエンドモデルを待ち望む声は、日増しに大きくなっていた。こうした期待の高まりを受け、オウガ・ジャパンは満を持してFind X8を発売した経緯がある。とはいえ、なぜ3年ものブランクが空いてしまったのか。3年という期間が空いただけに、Find X8の次がいつになるのかも気になるところだ。

 また、Reno Aシリーズなどとは異なり、Find X8はグローバル仕様に近く、日本向けのカスタマイズは施されていない。日本市場で日本人向けのカスタマイズされたモデルを展開してきたオウガ・ジャパンだが、Findシリーズはこれまでの端末と方針が異なるのか。こうした疑問を、オウガ・ジャパンの専務取締役を務める河野謙三氏と営業推進部プロダクトマネージャーの中川裕也氏にぶつけた。

●ハッセルブラッドとライカはそもそも競合していない

―― Find X8は、約3年ぶりとなるハイエンドモデルになりました。お休みしていたハイエンドモデルを再び投入することになったきっかけを教えてください。

河野氏 どのメーカーも同じだと思いますが、今後3年、5年の中でどの方向に向けて製品を開発するのかという経営方針があり、OPPOはAIに経営資源を投入することを決めていました。その一環として、24年のMWCではブースこそ出していませんでしたが、AI研究者を集めたレセプションをやったりもしています。研究者を集めて、オープンしたばかりのAI研究センターやOPPOの開発する「Andes GPT」の説明をしていまいた。

 スマホメーカーとしてAndes GPTを組み込むにあたり、どういう方向性に特化すればいいのかは長年議論してきました。LLM(大規模言語モデル)といっても、どこに特化していくかの方向性はさまざまです。文系に強いものもあれば、理系に強いものもある。そうではなく、文と文のつながりに強いものもあり、性能評価は多岐にわたります。その方向性が決まったのと、Find X8が出るタイミングがほぼ重なったことで投入に至りました。“におわせ”は1年ぐらい前からしていましたが(笑)、ちょうどいいタイミングだったと思います。

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