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X席巻「1秒動画」、インプレ向上に効果はあるか フォロワー数34万人超のアカウントで検証

ITmedia NEWS / 2024年4月11日 9時0分

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 X(旧Twitter)で、再生時間が1秒しかない動画の投稿がはやっている。普通の動画に加えて“1秒動画”を添付することで動画の視聴完了率を上げ、おすすめ欄に表示されやすくし、インプレッション数を増やすことで、収益化を有利にする──というものだ。ただし、その根拠は臆測でしかなく、本当に効果があるのかは不明だった。

 そこで、ITmedia NEWSの公式Xアカウントで実際に1秒動画を投稿。1秒動画を添えないものと比較し、インプレッション向上効果が本当にあるか検証した。結論から言うと、今回の検証では、インプレッションは本当に向上した。

●ITmedia NEWSの公式アカウントで検証

 ITmedia NEWSの公式アカウントで投稿したのは、記者が4月5日に掲載した記事「実況者向け『ゲーミングマンション』内見してみた 防音・家賃はどんな感じ?【動画あり】」の取材動画。8日午前11時ごろに通常の動画を、同日午後3時に1秒動画のバージョンを投稿した。

 4月10日に、48時間後のインプレッション数を確認したところ、8日午前11時に投稿した通常版が約1万6000回、同午後3時に投稿した1秒動画版は約3万2000回だった。同じ内容にもかかわらず、1秒動画バージョンの方が倍近いインプレッション数になることが分かった。各投稿のアナリティクスは以下の画像の通りだ。

 各投稿にはリプライで別のポストも関連付けていたので、そのインプレッション数も調べた。通常版にリプライしたポストは約9700インプレッションにとどまったのに対し、1秒動画版は約1万3000インプレッションに上った。ただし、リプライしたポストの内容はそれぞれ異なっていたので、投稿の中身が影響した可能性もある。

 今回の結果を見るに、1秒動画はインプレッション向上に一定の効果がありそうだ。ただ、突然の仕様変更が相次ぐXなので、ずっと使えるテクニックではない可能性もある。それに、Xユーザーからは「投稿が見にくくなる」と1秒動画を嫌う声も見られる。目先の数字は追えるかもしれないが、長期的に数字を稼げる手かどうかは、何とも言えない。

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