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実写「【推しの子】」プロデューサーロングインタビュー 本編も宣伝も「余計な脚色をしない」作品に

ねとらぼ / 2025年1月31日 19時0分

実写「【推しの子】」プロデューサーロングインタビュー 本編も宣伝も「余計な脚色をしない」作品に

(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映 (C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会

 2024年11月28日よりAmazon Originalドラマ「【推しの子】」がPrime Videoで世界独占配信され、日本のAmazonオリジナル作品で配信後30日間における歴代1位の国内視聴数を記録した。12月20日より、ドラマの続きとなる映画「【推しの子】-The Final Act-」も劇場公開中だ。

 キャラクタービジュアルの発表時には批判的な声も一部寄せられたが、キャスティングを筆頭に本編は称賛の声が相次いだ。「【推しの子】」のドラマ&映画化のためにどのようなアプローチがされたのかを、東映のプロデューサーの井元隆佑氏と、宣伝プロデューサーの寺嶋将吾氏に、たっぷりとお話をお伺いした。なお、2人は共に2012年に東映に入社した「同期」でもある。

●まずは「ここまで来れてよかった」

――ドラマと映画を、年末から年明けに見た人も多いと思います。今の率直なお気持ちをお聞かせください。

井元隆佑氏(以下、井元) 映画の興行収入はもう少し伸びてほしいというのは正直なところですが、まずはご好評の声もいただけたことが本当にうれしかったです。原作の権利を委ねていただいた時から、赤坂アカ先生と横槍メンゴ先生、そして視聴者の皆さんがどう思ってくださるのかを、いちばんに考えていましたから。

原作からして「実写化」への言及がある作品でありましたし、映画とドラマのラッシュを見てくださった赤坂先生から「信じて託すことができました」という言葉を頂けたことが、プロデューサー冥利に尽きます。つらいこともありましたが、本当にここまで来れてよかったと思いました。

寺嶋将吾氏(以下、寺嶋) まずはドラマ・映画とたくさんの方に観て頂けてとてもうれしいですね。井元が企画を立てた時からずっと一緒にやってきた中で、 本作だからこそ制作側の思いも含めて、この作品をどう伝えていくかをずっと考えていました。

宣伝ではいろいろな脚色もできますが、伝え方を少しでも間違えてしまうと制作している側の気持ちだけでなく、原作の先生方の気持ちを踏みにじってしまうことにもなってしまうのでそうならないようにとにかく丁寧にやってきました。

井元と同じく、先生方と見てくださったお客さんたちの反応を見て安心した、ここまで頑張ってきてよかったなっていう思いはありますね。

●ドラマと映画で構成した理由は「原作の重要な部分を削りたくない」から

――製作委員会方式ではない東映100%出資かつ、Amazonとのタッグは、前代未聞の試みだったと思います。

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