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実写「【推しの子】」プロデューサーロングインタビュー 本編も宣伝も「余計な脚色をしない」作品に

ねとらぼ / 2025年1月31日 19時0分

井元 劇中のセリフもそうですが、これほど世界的な人気作ですから、厳しい声は一定数はある、どっちみち避けられないと覚悟していました。

●「音楽」も宣伝の要素だった

―― 実際に、特報や予告編が解禁されると徐々に好意的な反応が増えていった印象でしたし、劇中のアイドルグループ「B小町」のミュージックビデオや、ミュージックステーションの出演も話題になりました。

寺嶋 今回は「音楽」が宣伝の1つの大きな柱でもありました。原作でB小町がアイドルとして成長していく姿やYouTubeに挑戦する姿が描かれていますが、それを宣伝の中で実際に表現できたら面白いんじゃないか、B小町として実際の歌番組に出演できたら最高だよねと最初から井元と話していました。ただ、「やるなら本気でやらないと意味がない」と思って、それぞれのプロたちにも力を借りてひとつずつ丁寧に具体的に落とし込んでいきました。おかげさまでひとつひとつが盛り上がって、それがつながって本当にミュージックステーション「SUPER LIVE 2024」に出演できました。まさにこれは本作だからこそできたことだったのではないかと思います。

―― 「【推しの子】」の劇中でも、アイドルグループをバズらせるための試みがあったので、現実とリンクしているようにも感じますね。そして、Prime Videoのドラマ本編のクオリティーに納得された方が、劇場に足を運ぶ導線はできていたとは思います。

寺嶋 クオリティーの高い本編映像が出来上がっていたので、それを丁寧かつ誠実に届ければ、ネガティブな声を覆したり、納得してもらえることができて実写化ならではの魅力が伝えられると確信していたので本当にたくさんのプロモーション映像を作りました。たくさんの映像を作るのは本当に大変でしたが、映像を出すたびにポジティブな反応を頂けたのでやりがいがありましたね。

●二宮和也と共有したカミキヒカル役のハードル

――本編で実際に俳優たちに髪を染めてもらった工夫がありましたね。

井元 皆さんが髪を染めてくれたのは本当にありがたかったです。自然光が当たった時の雰囲気を、スミス監督と相談しながら大切にしました。髪を実際に染めていただいたからこそ、現実にいそうなキャラクターの髪色を突き詰めることができたんです。

――カミキヒカル役の二宮和也さんも金髪に染めて、黒髪に戻したという投稿をされていたりして、 あれも「伏線」だったんだと話題になっていましたね。

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