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マウスコンピューター初のChromebookの実力は? 「mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」を試す

ITmedia PC USER / 2024年6月25日 15時5分

マウスコンピューター初のChromebookの実力は? 「mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」を試す

マウスコンピューター初のChromebook「mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」。最小構成の販売価格は6万9850円(税込み)だ

 マウスコンピューターが6月3日、同社初のChromebook「mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」(mouse Chromebook U1)を発売した。同社は手頃な価格で高クオリティーなPCに定評があるだけに、3月12日に第一報が出て以来、本機は発売されたらぜひ試したいと思っていた。

 今回、本機を借用してレビューの機会を得た。使用感をじっくりとチェックしていこう。

●「Next GIGA」を見越したスペック

 mouse Chromebook U1は、文部科学省の「GIGAスクール構想」で導入された端末の取り換え(リプレース)、いわゆる「Next GIGA」を視野に開発されたという。スペック的には2024年度から適用される条件を満たしており、スタイラスペンによるペン入力にも対応する。ペン入力時の利便性を確保するために、360度回転するコンパーティブル式のボディーも採用している。

CPUはAlder Lake世代の「Intel N100」を搭載

 CPUは「Intel Processor N100(Intel N100)」を搭載している。Intel N100は「Celeron N5105」などJasper Lake世代の低価格PC向けCPUの後継モデルで、第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)で採用された高効率コア(Eコア)のみを4基4スレッド搭載している。内蔵GPUは、Alder Lakeと同じXe-LPアーキテクチャのコアを備える。

 「低価格PC向けCPUだからパフォーマンスは期待できないのでは?」と思う人もいるかもしれない。しかし、CPUコアのパフォーマンスは、2015年にリリースされたサーバ/ワークステーション向けCPU「Xeon E3-1225 v5」よりも高い。また、内蔵GPUのコアも素性が良く、GPUを使った演算(いわゆる「GPGPU」)の処理パフォーマンスも悪くない。

 メインメモリは8GB(LPDDR5-4800)、ストレージは64GB(eMMC)を備えている。ストレージがeMMCなのはパフォーマンス的にちょっと気になる所だが、小学校や中学校の授業で“普通に”Chromebookを使うなら十分ではあるだろう。

ペン入力にも対応(外付けホルダー付き)

 Next GIGAに向けて文部科学省が公開した「標準仕様書」では、「タッチパネル」と「ペン」の搭載が必須となっている。ペンについては、本体側にセンサーを備えるスタイラスペンの他、タッチセンサーに反応する簡易的なものでも構わないことになっている。

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