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ASUS JAPANの新型ポータブルゲーミングPC「ROG Ally X」を試す パワーアップで実用性向上 マルチに活躍できる1台に

ITmedia PC USER / 2024年7月22日 14時10分

電源設定別の動作パフォーマンスは?

 ROG Ally Xは先に紹介した通り、「ターボ」「パフォーマンス」「サイレント」と3種類のパフォーマンスモードが用意されている。モードの差がパフォーマンスにどのくらいの影響を与えるのか、アーマードコア6のテストをそれぞれのモード(HD解像度)で行ってみた。

 すると以下のような結果となった。

・ターボ:64.4fps

・パフォーマンス:52.4fps

・サイレント:33fps

 意外と差が付くことが分かる。サイレントモードにすると、さすがにターボモード比でフレームレートが半分近く下がる。しかし、本タイトルは平均30fps出ればプレイ上の支障がほとんどないため、遊べなくはない。

 基本的に、ゲームは平均30~60fpsを確保できれば十分に遊べる。その観点でいうと、ROG Ally Xで遊ぶ場合、ほとんどのタイトルでは画質や解像度を低く設定した方が快適だ。

 さすがに“ガチの”ゲーミングノートPCと比べると分が悪いことは確かだが、サイズや重量を考えると、ここまでできるのは驚異的なことではある。

●増量されたバッテリーは効果てきめん

 ROG Ally XはポータブルゲーミングPCだ。コントローラーまで一体化されているため、携帯型ゲーム機のように遊びたいときに“いつでもどこでも”楽しめるのが望ましい。

 そこで気になるのがバッテリー駆動時間だ。そこでPCMark 10に内蔵されているバッテリーベンチマークで駆動時間を試してみることにしよう。

 今回はバッテリーベンチマークの「Gaming」シナリオを使って、ターボモードとサイレントモードにおける駆動時間を計測した。結果は以下の通りだ。

・ターボ:2時間9分

・サイレント:3時間43分

 先程までの結果と合わせて考えると、重量級のゲームタイトルやフレームレートを重視するゲームなら2時間程度、そうではない軽いゲームなら3時間強は楽しめそうだ。

 「え、たった2時間?」と思うかもしれないが、ROG Allyで同じテストをやると1~1.5時間程度しか持たなかったことを考えると、十分な進歩といえる。バッテリーの容量が2倍になった効果は、明らかに出ている。

 もちろん、旅の途中でゲームで遊びたいとなれば、モバイルバッテリーなどで充電することも必要になる。しかし、少なくとも普段の通勤や通学でゲームを遊ぶような使い方なら、実用できるレベルになったといえるだろう。

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