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保護等級“IP53”の「TOUGHBOOK FZ-55」は“激しい雨”で使い物になるのか?

ITmedia PC USER / 2024年7月29日 17時5分

 インタフェースユニットの脱着はワンタッチではなく、4カ所のネジで固定する。本体搭載インタフェースはカバーで覆った状態でIP53準拠の防塵防水となるが、使用中は防塵防水とならないのは他のTOUGHBOOKと同様だ。

 なお、他のTOUGHBOOKはインタフェースカバーを開くときに「いったん下げて」「それからカバーを開ける」といったダブルロック機構を備えていたが、FZ-55では“爪”で固定された硬性ゴム製のカバーを「えいやっ」と力強く外すといったワンアクションで開くようになっている。

 以上のように、本体に載せたインタフェースは使用時に防塵防水が“無効”になる。過酷な環境でも使用し続ける必要があるなら無線接続に頼るしかない。

 FZ-55では無線接続インタフェースとしてWi-Fi 6EとBluetooth 5.3が利用できる。さらに、最上位構成ではモバイル通信(WWAN)にも対応し、LTE対応のnanoSIMスロットに加えてeSIMも利用できる。なお、その最上位構成では人工衛星による位置即位モジュールも組み込んでいる(対応するのはGPSの他にGLONASS、Galileo、BeiDou、そして準天頂衛星システム「みちびき」ことQZSS)。

●第13世代のCPUはどこまで使えるのか

 従来のクラムシェルスタイルのTOUGHBOOKから外観が大きく変わったFZ-55だが、その中身はある意味“保守的”といえる。CPUは第13世代のCore i5-1345Uを採用する。

 システムメモリの容量は16GB(DDR4-3200)、ストレージ512GBのSSDを組み込んでいる。接続バスはPCI Express 4.0 x4(NVM Express 1.4)で、レビューした評価用機材には、キオクシアの「KBG5AZNV512G」が搭載されていた。

 FZ-55の処理能力をベンチマークテストでチェックしてみよう。今回評価機材の構成は以下の通りだ。

・CPU:Core i5-1345U(Eコア1.7GHz、Pコア4.7GHz、2+8コア12スレッド、vPro対応)

・メインメモリ:16GB(16GB×1)

・ストレージ:512GB NVMe SSD

・ディスプレイ:フルHD液晶

・OS:Windows 11 Pro

PCMark 10

 PCの総合性能をチェックする「PCMark 10」の結果は以下の通りとなった。

・総合:5092ポイント

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