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試して分かった「Core Ultra 200V」の実力! Intelの新型CPUはゲームチェンジャーだと思ったワケ 現行ノートPCとの決定的な違いは?

ITmedia PC USER / 2024年9月24日 22時15分

・Time Spy(DirectX 12/WQHD):3946ポイント

・Time Spy Extreme(DirectX 12/4K):1955ポイント

・Solar Bay(軽量レイトレーシング):1万4767ポイント

・Port Royal(重量レイトレーシング):1796ポイント

 以前、PC USERで掲載した西川氏の記事において、「Core Ultra 200VプロセッサのGPUは、内蔵GPUとしては結構高性能」と触れられていたのだが、ここまで性能が良いとは驚きである。どちらかというとピュアモバイル向けという製品特性を考えると、さらに驚いてしまう。

UL Procyon AI Computer Vision Benchmark

 Core Ultra 200Vプロセッサは、推論演算に特化したNPUを搭載している。これを生かしたアプリも、少しずつだが増加傾向にある。

 そこでベンチマークテストスイート「UL Procyon」から、オブジェクト認識(コンピュータビジョン)を通して演算性能を確認する「AI Computer Vision Benchmark」を実行してみた。テストでは幾つかのAPIを選択できるが、今回はCPUコア/GPUコア/NPUコアの“全て”を比較する観点から「Intel OpenVINO」を使うバージョンを選択した。スコアは以下の通りだ。

・INT8(8bit整数演算)

・CPU:213ポイント

・GPU:1313ポイント

・NPU:1739ポイント

FP16(16bit浮動小数点演算)

・CPU:67ポイント

・GPU:886ポイント

・NPU:978ポイント

FP32(32bit浮動小数点演算)

・CPU:66ポイント

・GPU:291ポイント

・NPU:計測不可(非対応)

 基本的にはGPUが一番スコアが高い(≒演算が速い)と思いきや、整数演算と16bit浮動小数点演算ではNPUの方が良いスコアだ。AI処理演算の内容にもよるが、NPUにうまくオフロードできれば高速かつ電力消費を抑えて処理を行えるようになる。

UL Procyon AI Image Generation Benchmark

 「NPUを搭載したということは、ローカルでも生成AIを動かせるのでは?」という人もいると思う。そこで、UL Procyonから画像生成AIのパフォーマンステスト「Image Generation Benchmark」を試した。

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