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2台のPCを行き来できる便利マウスが8000円切り! 「Rapoo MT760」はどこまで使えるか試してみた

ITmedia PC USER / 2024年10月9日 16時0分

 電源は800mAhのリチウムバッテリーを内蔵した充電式で、フル充電で約30日間(2.4GHz無線で約160時間/Bluetoothで約150時間)の利用が可能だ。容量に対して利用時間がやや短いような気がするが、いざとなれば有線での利用も可能なのであまり困ることはないだろう。

 MT760のボタンは全て静音仕様になっており、左右ボタンだけでなく、進む/戻るボタンやDPI変更ボタンもクリック音は小さく抑えられていることも地味にうれしい。最も使用頻度の高い左右ボタンは比較的押し込み距離が長く、しっかりとしたクリック感を得られる。

 大きめのサムレストなど、全体のフィーリングとしてはある意味お墨付きの快適さなのだが、特筆すべきはその重量だ。MT760Lで公称値が約103g(実測値は105g)、MT760Mだと約89g(同89g)と、前述の高級マウスの約141gに比べて圧倒的に軽い。軽い力で自然に、滑らかに操作できる点は素晴らしいの一言だ。

●多彩な接続方法をサポート

 ただ1つ気になった点が、特定条件下でのトラッキング能力だ。最大4000DPIの光学式センサー、最大1000Hzのレポートレートと、ゲーミングマウスクラスのスペックを誇るMT760だが、白い机上に貼った透明なPETフィルム上ではほとんど移動を検知することができなかった。

 フィルムの貼っていない机面ではなにも問題なかったので、リフトオフディスタンスが小さいのかもしれない。デスクマットなどを利用している人は、マウスパッドの導入も合わせて検討した方がよいだろう。

 サムホイールはサイズも大きく、扱いやすそうに見えるのだが、実際の使い心地としてはやや気になる部分があった。まず、静止摩擦が大きいのか、回し始めにやや堅さを感じる。その反面、回り始めると急に軽くなるようだ。

 加えて、サムホイールの位置と軸の方向はもう少し検討の余地があったように思う。MT760のサムホイールはボディーの最頂点にあるので、操作するためにはかなり親指を上に持ち上げる必要がある。かぶせ持ちをする人だと、人差し指の第3関節に触れるくらいの位置だ。

 さらに軸が水平なので、そこから親指を垂直に上下させなければならない。手の大きさや持ち方にもよるが、窮屈だと感じる人が多いのではないだろうか。

 MT760の接続方式は、Bluetooth/2.4GHz無線/有線USBの3つから選べる。Bluetoothは3台までペアリングが可能で、底面のスイッチで切り替えられる。底面中央のスライドスイッチは3ポジションで、上が2.4GHz、真ん中が電源オフ(有線)、下がBluetoothとなっている。

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