2台のPCを行き来できる便利マウスが8000円切り! 「Rapoo MT760」はどこまで使えるか試してみた
ITmedia PC USER / 2024年10月9日 16時0分
●価格相応の満足感は得られる それをどう捉えるか次第
MT760Lのパッケージに付属するマニュアルは中国語(繁体・簡体)/英語/韓国語、MT760Mでは英語/フランス語/ドイツ語/イタリア語/スペイン語/オランダ語/ポルトガル語/ロシア語/ウクライナ語となっており、日本語は含まれていない。その代わり、ユニークが日本語版マニュアルを提供しているのだが、気になる箇所がいくつかあった。
まず、付属品の中に単三形乾電池とあるが、MT760はバッテリー内蔵のため乾電池は付属しない。また、DPI確認用ランプの点灯回数で現在のDPI設定を確認できる、とあるが、実際には色で判断するようになっている。日本語マニュアルに掲載されているURLからダウンロードできるドライバが最新バージョンでないのも引っかかる。
これらは評価機ゆえの可能性もあるが、海外製品の場合は日本代理店のサポートは重要な選択材料の1つなので、なるべく正確で新しい情報にアップデートしてもらいたいところだ。
製品自体は複数レシーバー、複数PCで利用する際の2.4GHz接続にやや癖があるものの、一度理解/設定してしまえば大きな問題はない。高級マウスに近いフィーリングでより軽やかに操作ができ、そしてより高速にPC間を移動できるとあれば、多少の粗を加味しても価格差に対しての満足度は相応、あるいはそれ以上だと言える。
タイムセールなどで30%オフ(4980円)で売られていることもあるMT760だが、このあたりになるとロジクールの「M750 Signature」の価格帯に入ってくる。M750 Signatureは3台までの接続が可能で、Flow機能にも対応したミドルレンジの高コスパモデルだ。むしろこちらが競合の本命かもしれない。どちらを選ぶかは自身のこだわり次第だが、サムレストがしっかりある軽いマウスがほしい、サムホイールは必須、という人にはMT760は有力な選択肢となるだろう。
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