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2台のPCを行き来できる便利マウスが8000円切り! 「Rapoo MT760」はどこまで使えるか試してみた

ITmedia PC USER / 2024年10月9日 16時0分

 Flow機能との相違点2つ目は、オフラインモードとLANモードがあることだ。切り替え対象となるPCが同じネットワークに接続されているのであればフル機能が使えるLANモードを使用すればよいが、リモートワークなどで社用PCはVPN接続していて、すぐ隣にある私用PCとはネットワークが分離されているケースはままある。

 そのような場合でも、オフラインモードを使えば複数PCの切り替え利用が可能だ。Flow機能では同じネットワークに接続されているPC間でしか利用できないので、これは大きなアドバンテージだと言えるだろう。

 ただし、オフラインモードではPC間でのコピー&ペーストはできない。設定画面などからの推測になるが、オフラインモードはレシーバーの切り替えのみをサポートし、LANモードはそれに加えてネットワークを経由したクリップボードの転送をサポートするということのようだ。

 3つ目は、原稿執筆時点ではWindowsにしか対応していないことだ。その他、切り替えエリアは右端と左端にしか設定できず、上下には設定できないという制約もあるが、その分、切り替えは超高速だ。マルチディスプレイ間の移動と同じくらいのタイムラグで切り替わると言えば、イメージしやすいだろうか。

 内部的には接続を切り替えているのではなく、2台同時に接続した上で、操作対象ではない方はデバイスドライバ側で入力信号を無視する、というような処理をしているのかもしれない。

 MT760に付属するUSBレシーバーはあらかじめペアリングされているため、通常であればユーザーがペアリングを行う必要はない。だが、何らかの理由でペアリングが外れてしまったり、前述のように別のMT760に付属のレシーバーをペアリングさせたりしたい場合は、ユーザー自身でペアリングを行える。

 RapooOfficeDevのSupportを開くと、「the code pairing tool」へのリンクがあるので、これをクリックする。電源をオフにしたMT760とレシーバーをUSB接続し、「Pair」をクリックすると、Step one、Step twoと進むので、そこでDevice IDを1~8から選択する。

 その後、MT760のUSBケーブルを取り外し、接続方式を2.4GHzに切り替えて右/左/ミドルボタンを同時押しすればペアリング終了だ。

 このペアリングを試行錯誤しながら気づいたのだが、レシーバー1台に対して複数のMT760をペアリングし、同時に接続することもできる。ただし、同時に操作するとマウスカーソルが止まるなど、トラッキングが安定しないことがあった。あまり想定されるケースではないが、複数のMT760を購入する際には、意図せずレシーバーを共有していないか気をつけた方がよさそうだ。

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