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超小型で高性能な「Mac mini」と超広角カメラ搭載の「iMac」――新モデルから見えるAppleの「デスクトップMac」戦略

ITmedia PC USER / 2024年10月30日 15時30分

 この新カメラは、名前の通り有効画素数が約1200万画素となったことと、ハードウェアベースの「センターフレーム」機能を備えていることが特徴だ。カメラ自身の画素数が高くなったため、センターフレーム機能を使っても1080p(フルHD/1920×1080ピクセル)の高画質で映像を伝送できる。

 また、新カメラはレンズが超広角になったことも特徴だ。これにより、センターフレームを使う際により広範囲に移動できるようになった。ちなみに、撮影する際の画角はユーザー自身が選べる。

 加えて、新カメラでは机の上に置いてあるものを映し出す「デスクビュー」機能も追加されている。資料などを手元に置いて説明しながら、内蔵カメラで手軽に映像を作れるのは便利だ。

 さらに、「ピクチャーインピクチャー(PIP)」機能も備えている。デスクビューとセンターステージカメラを併用した撮影も、システムの機能として実装された格好だ。本人の映像をピクチャーインピクチャーでワイプに入れる使い方でも、後から編集する必要は一切ない。

●性能を向上しつつも小型化された「Mac mini」

 iMacに続けて発表されたMac miniは、M2/M2 Proチップ搭載モデルから2年弱ぶりの刷新となる。ただし、今回は本体が大幅に小型化されている。

 サイズ感に関しては、iPhoneを持っている人ならAR機能を用いて自分の机の上に置いてみると分かりやすいのだが、イメージ的には従来モデルよりもApple TVに近いサイズ感だ。具体的な寸法は約12.7(幅)×12.7(奥行き)×5(高さ)cmで、幅と奥行きは「Appple TV 4K」(9.8cm)の約1.3倍しかない。先代と比べると、設置面積は半分以下となっている。

 このことは、ボディーに使うアルミニウム量の大幅削減に貢献している。さらに、このアルミニウムは50%がリサイクル素材で、生産に必要な電力を100%再生可能エネルギーとしている。Macとしては初の“カーボンニュートラル”を達成したことも特徴だ。

 コンパクト化されてはいるが、接続ポート類は、むしろより充実している。

 背面にはイーサネット(有線LAN)端子、HDMI出力端子、Thunderbolt(USB Type-C)端子×3が配置されている。そして前面には以前のモデルにはなかったUSB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2) Type-C端子×2が配置され、背面にあったヘッドフォン端子が移設されている。その代わり、USB Standard-A端子はなくなったが、最近の周辺機器のトレンドを考えれば大きな問題にはならないだろう。

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