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超小型で高性能な「Mac mini」と超広角カメラ搭載の「iMac」――新モデルから見えるAppleの「デスクトップMac」戦略

ITmedia PC USER / 2024年10月30日 15時30分

 イーサネット端子は標準で1000BASE-T(1Gbps)対応となるが、CTOモデルでは1万5000円プラスすることで10GBASE-T(10Gbps)対応に変更できる。

 Thunderbolt端子については、搭載するSoCによってスペックが変わる。M4チップモデルでは、最大40Gbpsの「Thunderbolt 4」準拠となる一方で、M4 Proチップを選ぶと「Thunderbolt 5」準拠となる。

 Thunderbolt 5は最大80Gbpsでの双方向通信に対応しており、非対称通信モードであれば最大120Gbpsのスピードを出すこともできる(その代わり、反対方向の通信速度は最大40Gbpsに抑制される)。また、本規格ではDisplayPortの出力が「DisplayPort 2.1」規格となり、M4 Proチップ搭載モデルでは6K(5760×3240ピクセル)の映像を最大3画面出力できる(※1)。

 より高い解像度のディスプレイを始めとして、より多くの周辺デバイスを接続できることは、このコンパクトさを考えると大きな魅力といえよう。

(※1)M4チップモデルの場合、Thunderbolt 4端子の映像出力はDisplayPort 1.4準拠で、最大で「6K画面×2+5K(5120×2880ピクセル)画面×1」の出力に対応する(ただし、HDMI出力端子を併用する場合は「5K(5120×2880ピクセル)画面×1」が「4K(3840×2160ピクセル)×1」となる)

 M4 Proチップに関する掘り下げは後で行うが、今回は2世代前のM2/M2 Proチップからのアップデートだけに性能や機能の変化は大きい。

 CPUのピーク性能だけでも、M4チップは「M1チップ」に対して最大1.8倍、M2チップとの比較でも最大1.6倍となる。また同じようにGPU性能もM1チップに対して最大2.2倍、M2チップに対して最大1.4倍……なのだが、単純に速くなっただけではない。

 アプリケーションの実行速度において、例えば「Microsoft Excel」のパフォーマンスはM2チップ比で最大1.6倍、ゲームでも「World of Warcraft: The War Within」ではM2チップ比で最大10.2倍高速になるという。

 AI(人工知能)性能の改善も顕著で、音声文字起こしアプリ「MacWhisper」は、M2チップの最大10.1倍高速で動く。

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