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相変わらずゲームシーンでは“チート級”の実力 11月15日発売の高コスパCPU「Ryzen 7 9800X3D」(約8.7万円)を試して分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年11月6日 23時5分

・Ryzen 7 9800X3D:26.99秒

・Ryzen 9 9950X:30.1秒

・Ryzen 9 9900X:31.8秒

・Ryzen 7 9700X:33.4秒

・Ryzen 5 9600X:38.3秒

・Core Ultra 9 285K:25.16秒

・Core Ultra 5 245K:26.61秒

 Ryzen 9000シリーズ内の比較では、やはりRyzen 7 9800X3Dが短時間で済んでいる。書き出しに使ったLightroom Classicアプリのパフォーマンスアップ効果もあるのかもしれないが、少なくとも「写真の現像や書き出し」程度であれば、Ryzen 7 9800X3Dはコア数のより多いCPUと同程度の性能を持っている言っていいだろう。

 もちろん写真(静止画)の編集よりも負荷の掛かる動画編集では、上位CPUに分がある結果になると思うのだが「ゲームでも遊ぶ。テレワーク時には仕事にも使う。趣味にも使う」ようなマルチな用途を1台のデスクトップPCで済ませようとしたときに、Ryzen 7 9800X3Dはどの方面にもちょうどいいパフォーマンスを発揮するCPUといえる。

●ワッパはどう?

 Ryzen 7 9800X3Dは、TDPが120Wに設定されている。これは歴代のRyzenの中では比較的高い方なのだが、実は先代のRyzen 7 7800X3Dから変わっていない。今までのRyzen 9000Xシリーズが「TDP低くなったけど、性能上がったよ」的なアピールをしていたことを考えると、「え、TDP(≒消費電力)高くない?」という残念感が先に立ってしまう。

 そこで、実際の消費電力をワットチェッカーを使って調べてみた。今回はWindowsにログインした後、10分間放置した状態を「アイドル状態」、3DMarkのTime Spy Extremeを実行した際のピーク電力を「高負荷時」として計測した。結果は以下の通りだ。

・Ryzen 7 9800X3D

・アイドル時:88W

・ピーク時:471W

Ryzen 9 9950X

・アイドル時:91W

・ピーク時:573W

Ryzen 9 9900X

・アイドル時:91W

・ピーク時:546W

Ryzen 7 9700X

・アイドル時:91W

・ピーク時:507W

Ryzen 5 9600X

・アイドル時:91W

・ピーク時:497W

Core Ultra 9 285K

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