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相変わらずゲームシーンでは“チート級”の実力 11月15日発売の高コスパCPU「Ryzen 7 9800X3D」(約8.7万円)を試して分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年11月6日 23時5分

・アイドル時:65W

・ピーク時:459W

Core Ultra 5 245K

・アイドル時:65W

・ピーク時:441W

 さすがにCore Ultra 200Sシリーズと比べると消費電力は大きいのだが、他のRyzen 9000Xシリーズと比べると消費電力は抑えられている。TDPの大きさの割に、ワッパは良好といえそうだ。

●3D V-Cacheの効果は新世代でも抜群!

 3D V-Cacheテクノロジー搭載のRyzenは、ゲーム時のパフォーマンスに特に秀でていることが特徴だ。AMDのうたい文句通りの性能を発揮することは、過去のモデルでも証明されている。

 それは、第2世代に進化した3D V-Cacheテクノロジーを備えるRyzen 7 9800X3Dも同様だった。今回のテスト結果を見れば分かる通り、今まで以上にゲームシーンでのパフォーマンスを向上させてくれることは間違いない。

 最近はSocket AM5対応マザーボードやDDR5メモリモジュールの価格もだいぶ落ち着いてきて、手頃な価格なものも増えてきた。ゲームに重きを置いて新しいPCを組みたいと考えたとき、熟成が進みつつあるSocket AM5の環境に、ゲームシーンでは最上位CPUをも超える性能を発揮しうるRyzen 7 9800X3Dを組み合わせれば、コストパフォーマンス(コスパ)面でも秀でた選択肢だろう。

 もちろん、本CPUは日常作業でも十分に速いためタイムパフォーマンス(タイパ)にも優れているともいえる。Ryzen 7 9800X3Dはさまざまな面で「パフォーマンス」を重視したい人に、最もオススメできるCPUの1つだ。

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