1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

新型Macに搭載された「M4チップ」「M4 Proチップ」の実力は? 実機をテストして分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年11月7日 23時5分

新型Macに搭載された「M4チップ」「M4 Proチップ」の実力は? 実機をテストして分かったこと

今回テストで利用するM4チップファミリー搭載のMacたち

 11月8日、M4チップファミリーを搭載する新型Macが一気に登場する。

 M4チップファミリーのベースとなる「M4チップ」は、iPad Proで先行採用されたが、Macでの採用は今回が初めてだ。また、新しいMacと併せる形で上位チップ「M4 Proチップ」「M4 Maxチップ」も登場した。わずか1週間の間に、(出るかどうかは不明だが)「Ultraチップ」以外のファミリーが勢ぞろいした格好だ。

 クリエイター向けの「Mac Studio」や「Mac Pro」の新モデルが発表されていないため、今後M4 Ultraチップが追加されるかどうかは分からない。しかし、M4/M4 Proチップを搭載する新モデルをテストしてみた所、M4 Maxチップを最上位とする現状のバリエーションでもかなりのパフォーマンスを高い電力効率で実現できていることが分かってきた。

●テスト機について

 今回は、Apple Japanから以下の機材を借用して各種ベンチマークテストを実施した。なお、M4 Maxチップを備えたレビュー機は借りることができなかったため、テストを実施していない。

・iMac(10コアM4チップ搭載/10コアGPU/24GBメモリ)

・Mac mini(14コアM4 Proチップ搭載/20コアGPU/48GBメモリ)

・14インチMacBook Pro(14コアM4 Proチップ搭載/20コアGPU/48GBメモリ)

 14コアM4 Proチップ搭載/48GBメモリのマシンが2台ある状態だが、両者はサーマルスロットリング(発熱による意図的な性能低下)のポイントが若干異なる程度で、テストのスコアもほとんど差がなかった。そのため、14コアM4 Proチップのテスト結果については、Mac miniとMacBook Proでベターだった方を掲載する。

 ちなみに、テストのスコア(≒性能)の差はほとんどないものの、実際は冷却ファンの音質等の体験は異なるため、その点はテストの折に触れることにしたい。

●「M4」はマルチコアでM3 Pro超え 「M4 Pro」はM2 Ultraに迫る

 今回は、一般的なベンチマークテストアプリである「Geekbench 6」のCPU/GPUテストと、「CINEBENCH 2024のCPU/GPUテストと併せて、2D/3Dレンダリングツール「Blender」と同じエンジンを用いるベンチマークテスト「Blender Benchmark」と、Adobe Creative CloudおよびDaVinci Resolveを利用したベンチマークテスト「PugetBench for Creators」を使って実用上のパフォーマンスも確かめた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください