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新型Macに搭載された「M4チップ」「M4 Proチップ」の実力は? 実機をテストして分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年11月7日 23時5分

 M4ファミリーのGPUは、メッシュシェーダやレイトレーシングのハードウェアアクセラレータが搭載された新しい世代のGPUコアが採用されている。ファミリー内の比較では、GPUコアの数がそのままスコア(≒パフォーマンス)の差につながっている様子がうかがえる。

 GPUコアを20基搭載している14コアM4 Proチップは、演算スループットだけ見るとM1 Maxチップとほぼ同等となる。ただし、Geekbench 6とCINEBENCH 2024のGPUテストは純粋に演算性能を比較しているだけなので、M4ファミリーにおける新しいハードウェアアクセラレーターの効果は見えない。

GPUのハードウェアアクセラレーターの効果は?

 GPUのハードウェアアクセラレーターの効果は、Blender BenchmarkのGPUテストでいかんなく発揮された。併せて実施したCPUテストも含めたスコアは以下の通りだ。

・10コアM4チップ(GPUコア10基)

・CPUテスト:230.94ポイント

・GPUテスト:392.34ポイント

14コアM4 Proチップ(GPUコア20基)

・CPUテスト:392.34ポイント

・GPUテスト:2523.52ポイント

 GPUテストの結果を過去のサンプルデータと比べると、M4 Proチップの20コアGPUは60コアGPU備えるM2 Ultraチップに迫るスコアを記録している。3分の1のGPUコアで、現状の「Mac Studio」の最上位構成とほぼ同じパフォーマンスということだ。

 先述の通り、M4 Proチップは、M2 Ultraチップに対してCPU性能では超える面もある。最大メモリ容量の違いも考慮する必要があるとはいえ、M4 ProチップはM2 Ultraチップに匹敵する性能を備えると考えて良いだろう。

M4チップでも4K動画を快適に制作できる

 PugetBench for Creatorsで「Adobe Photoshop」とDaVinci Resolveのパフォーマンスをテストした結果は以下の通りだ。

・10コアM4チップ(GPUコア10基)

・Photshopテスト(スタンダード):1万353ポイント

・DaVinci Resolveテスト(スタンダード):4529ポイント

14コアM4 Proチップ(GPUコア20基)

・Photshopテスト(スタンダード):1万1109ポイント

・DaVinci Resolveテスト(スタンダード):7407ポイント

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