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新型Macに搭載された「M4チップ」「M4 Proチップ」の実力は? 実機をテストして分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年11月7日 23時5分

 いずれもクロスプラットフォーム対応なので、Windows PC向けのCPU/GPUとの比較もしやすい。Webサイトではユーザーから提供された(またはテストの開発者が計測した)テスト結果も公表されているので、M4ファミリーのMacを購入する前でもパフォーマンスを横並びで確認できる。

 なお、これらのテストのうち、PugetBench for Creatorsについては、テストに用いるアプリのライセンスが必要で、スクリプトを使ってアプリを操作する都合からOSとアプリの表示言語を「英語」にしないと正常に動作しないので気をつけたい。

 まず、M4ファミリーのCPUコアは予想以上にピーク性能が向上している。具体的なスコアは以下の通りだ。

・Geekbench 6(CPUテスト)

・10コアM4チップ

・マルチコア:1万4831ポイント

・シングルコア:3779ポイント

14コアM4 Proチップ

・マルチコア:2万2540ポイント

・シングルコア:3808ポイント

CINEBENCH 2024(CPUテスト)

・10コアM4チップ

・マルチコア:887ポイント

・シングルコア:172ポイント

14コアM4 Proチップ

・マルチコア:1659ポイント

・シングルコア:172ポイント

 ベースグレードの10コアM4チップでも、マルチコアスコアは「M3 Proチップ」を超えて「M2 Maxチップ」に迫っている。これは、M3 Proチップが省電力性の高さをかなり重視した設計だったことにも起因すると思われる。

 Pコア(高性能コア)が10基となる14コアM4 Proチップでは、2個のチップを連結したはずの「M2 Ultraチップ」のマルチコアスコアを上回っている。M3ファミリーには現時点でUltraチップが存在しないので何ともいえないが、同様にUltraチップのないM4ファミリーでは、Proの段階で2世代前のUltra超えを果たしている。

●GPUコアの演算能力は「M4 Pro≒M1 Max」

 GPUコアの演算性能は、以下の通りだ。

・10コアM4チップ(GPUコア10基)

・Geekbench 6(GPUテスト):5万4834ポイント

・CINEBENCH 2024(GPUテスト):4425ポイント

14コアM4 Proチップ(GPUコア20基)

・Geekbench 6(GPUテスト):10万8047ポイント

・CINEBENCH 2024(GPUテスト):9063ポイント

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