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ミドルレンジの新GPU「Intel Arc B570」を試して分かったこと ゲーミング/動画処理の入門にお勧めだがネックは?

ITmedia PC USER / 2025年1月17日 0時0分

ミドルレンジの新GPU「Intel Arc B570」を試して分かったこと ゲーミング/動画処理の入門にお勧めだがネックは?

今回レビューする「ASRock Intel Arc B570 Challenger 10GB OC」は、想定価格が4万4980円となる

 IntelのデスクトップPC向け新型GPU「Intel Arc B570 Graphics」を搭載するグラフィックスカードが1月16日から順次発売される。実売価格は4万円台半ば~5万円弱が見込まれている。

 発売に先駆けて、インテルからASRock製グラフィックスカード「Intel Arc B570 Challenger 10GB OC」を借用できたので、先行発売された上位モデル「Intel Arc B580 Graphics」と性能を比べてみようと思う。

●Intel Arc B570 Graphicsの概要

 Intel Arc B570 Graphicsは、「Battlemage(バトルメイジ)」というコード名で開発が進められてきたGPUの1つだ。SoCはTSMC N5プロセスで生産された「BMG-G21」で、上位モデルであるArc B580と同じだ。ゲーミングにおけるターゲット解像度もフルHD(1920×1080ピクセル)~WQHD(2560×1440ピクセル)となる。

 ただし、Arc B570では一部のXeコアを停止させるなど、性能面での差別化を図っている。主なスペックは以下の通りだ。

・レンダースライス:5基

・Xeコア:18基

・Xe Vector Engine(XVE):144基

・Xe Matrix Engine(XMX):144基

・RTユニット:18基

・ゲームクロック:2500MHz

・最大クロック:2750MHz

グラフィックスメモリ:10GB(GDDR6/160bitバス)

・メモリ帯域:毎秒380GB

接続バス:PCI Express 4.0 x8(インタフェースはx16仕様)

消費電力:150W

・推奨電源能力:600W

対応API:DirectX 12 Ultimate/Vulkan 1.4(※1)/OpenGL 4.6/OpenCL 3.0

映像出力ポート:DisplayPort 2.1(UHBR13.5対応)×3+HDMI 2.1a×1

・DisplayPortの最大解像度:8K(7680×4320ピクセル)/60Hz

・HDMIの最大解像度:8K/120Hz

・HDR:対応(HDR10/HDR10+ Gaming/Dolby Vision)

・Adaptive Sync:対応

メディアエンジン:2基

・エンコード/デコード対応コーデック:H.264(AVC)/H.265(HEVC)/AV1/VP9

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