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AIの時代だからこそプライバシー問題を強く意識しよう パーソナルコンピュータ誕生の背景から今に至る歩み

ITmedia PC USER / 2025年1月31日 6時5分

Appleが掲げる10のプライバシー保護機能

 だが、これらはAppleのプライバシー保護への取り組みのほんの一部でしかない。例えばApple Mapsによるルート検索でも、たまにGoogle Mapsと比べて精度が落ちてしまうことがあるが、これもユーザーがどのような経路案内を受けているかを傍受できないように数百m移動するごとに接続を切り替えるなど、説明されないと分からない本当に細かいところまで、ある意味、こだわり抜いたレベルにまでプライバシーの保護を行っている。

 もちろん、OSやサービスというのは大勢の人の力を合わせて作っているものなので、間違いもあり、例えば1月4日にはSiriのプライバシー侵害に対しての集団訴訟でAppleから和解金が支払われたことで、Siriが盗聴しているのではないかというウワサが一部メディアで報道された。

 しかし、実はこれは6年前の2019年、英Guardian紙にSiriが盗聴している恐れを指摘した問題で起きた裁判で、その時点ですぐにティム・クックCEO自身から説明が行われ、誤起動の原因の調査のデータがユーザーの許可を取らずに行われ、それが下請け会社の人に聞かれた可能性があるという問題で、速やかに対処が行われている。

 こうした過去の失敗への対処も含め、プライバシー保護に対する姿勢の実績の積み上げが、これからのAI時代には大きなものをいうと思う。

 AI時代にいよいよ本格突入する2025年の「データ・プライバシーの日」をきっかけに、ぜひ、読者の皆さんに自分がどんな個人情報を教えてしまったか、それは安全かを日々意識し始めてもらいたいと思う。

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