宮藤官九郎さん脚本「季節のない街」4月19日OA第3話あらすじ 半助（池松壮亮）がホームレス親子（又吉直樹、大沢一菜）について報告、2人は思わぬ事態に見舞われ…

擬人化したトラ（皆川猿時）（C）テレビ東京

脚本家の宮藤官九郎さんが企画と監督を兼ね、俳優の池松壮亮、仲野太賀、渡辺大知が出演する連続ドラマ「季節のない街」（テレビ東京系）の第3話「半助と猫」が19日深夜（0時42分～）に放送される。

「季節のない街」第3話「半助と猫」あらすじ

三木本（鶴見辰吾）から、街の住人について報告する仕事を密かに請け負っている半助（池松壮亮）。飼い猫のトラの悠々自適な生活について書き始めるほどネタに困るなか、仮設住宅の敷地内に段ボールハウスを作って棲みついているホームレスの親子（又吉直樹、大沢一菜）に目をつける。

「リッチマン」と書かれたトレーナーを着ている父親は、もとは大卒のエリートと噂されるほどのインテリな語り口だが働いておらず、息子が街の外で食料を調達することで暮らしていた。半助はそんな2人の様子を三木本に報告。すると後日、予期せぬ事態が起こる。

「季節のない街」とは

「季節のない街」は、宮藤さんが20代のころから温めていた企画で、昭和30年代に作家、山本周五郎が新聞小説として書き下ろした同名作品が原作。誰もがその日の暮らしに追われる裕福とはいえない街で、弱さやずるさを隠さずにたくましく生きる個性豊かな住人たちの悲喜を紡いだ短編集を、大災害を経て建てられた仮設住宅のある街に舞台を置き換え、現代の物語として再構築した。希望を失い、猫のトラとともにやってきた主人公、“半ズボンの半助”こと田中新助（池松壮亮）が、住人たちの姿に希望をみつけ、人生を再生していく青春群像エンターテインメント。