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弾劾裁判審査前に反撃 韓国朴大統領インタビュー その2

Japan In-depth / 2017年2月11日 18時0分

チョン主筆 チェ・スンシル事件がなかったならば、今頃はどのような政策に邁進しているのに、本当に残念だ。それがなかったら今どのような政策に邁進していたのでしょうか。

パク大統領 今いろいろと推進している事項がたくさんあります。対北朝鮮関係もそうだし、そして国際社会と約束したこともあり、それから経済をはじめとして24のコア改革課題を根付かせるために引き続きチェックしながら心血を注いでいますが、その中で成果が出てきたのがいくつかあります。それらが根付いて仕上げられればどれだけよいだろうかと思います。残念です。

チョン主筆 サード(THAAD : 高高度ミサイル防衛システム)の問題で、中国が神経質となり韓国を脅迫している局面です。大統領は職務停止中なのでそれをただ見ていなければならない状況ですね。また一部政治家が中国に出かけておかしな行動を取っています。サード問題は中国と合意することはできませんでしたか。このまま行くのですか。

パク大統領 中国とも多くの疎通をしようと努力しました。説明もしましたし。サードは私たちが推進するしかありませんでした。北朝鮮の核とミサイルの脅威から領土と国民の生命を守るための最低限の防御システムです。これをしないと言えば、それは間違った国でしょう。

チョン主筆 現在の大統領職務中止状態が、中国の神経質な反応を強化していますか。大統領が正常な状態であればそこまではしなかったと感じますか。

パク大統領 私が手足を縛られていなければ、いろいろな力を使うことができたと思います。しかし職務が停止されていますので動けません。また国が発展するというのは、よく食べて物質的によい生活をする、そのことだけを意味するものではないと思います。もちろん、均等に豊かさを味わわなければならないでしょう。それと同時に国の主権を守るためにも努力しなければなりません。物質的に生きながらも主権を守る、そのために豊かな生活をめざして努力するのです。物質的に豊かに暮らすとしても主権を守れなければ、それは違うのではないですか。主権を守る最小限の防衛システムを備えなければ主権を持った国ではないでしょう。主権が守れなければ侮られ踏みにじられるでしょう。そうすればますます軽んじられ国を守れなくなるのではないですか。本当に重要な問題だと思います。

チョン主筆 ドナルド・トランプ米国大統領の当選をどう見られましたか。そのこともだまって見ていなければならないですね。

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