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弾劾裁判審査前に反撃 韓国朴大統領インタビュー その2

Japan In-depth / 2017年2月11日 18時0分

チョン主筆 例えば今回アメリカでは大変ユニークな「私が男だ」と主張する候補が女性候補のクリントンを負かしました。しかし英国ではメイ首相が仕事をよくするという評価を受けています。ドイツのメルケル首相などは言うまでもなく。そのような観点で比較されると感じたところがありますか。自らの取り組みをメルケルのリーダーシップモデルで考えてみたことがありますか。

パク大統領 すべて立派な女性指導者です。韓国という特殊なそうした国とは状況が異なる国でリーダーシップを発揮しようとすれば、自分なりのリーダーシップの努力と悩みが必要だと考えます。韓国という特殊な環境、南北が対立している国に合わせて国益に役立つように、どのようにリーダーシップを発揮するのか、それなりに悩みながら積み重ねてきました。

チョン主筆 北朝鮮が変化を示す予感はありますか。

パク大統領 北朝鮮と対話もし交流し文化や体育などを通じて平和的に同質性も回復しながら複数の民間交流しようとしましたが、それが通じませんでした。むしろ、ミサイルと核実験で返ってきました。そうした状況で私たちも核を放棄させるために戦略を変えなければなりません。圧迫と制裁を介し、北朝鮮が戦略を変えて核を放棄しなければならないとの考えを持つようにさせなければならないと考えました。また韓国だけで出来ることでもないので同盟国をはじめとした国際社会がともに力を合わせて放棄させるようにしてこそ韓半島に平和が訪れると考えて努力してきました。

チョン主筆 北朝鮮はいつ頃変化すると見ますか。

パク大統領 予感というよりは、国際社会の制裁やさまざまな措置に対して北朝鮮がかなり圧迫を受けています。途中でやめるのは何もしないことよりも劣るということわざがあるように、あと少し掘れば水が出るといっても最後のひと堀りを掘らなければ水は出ません。最後まで努力しなければならないと考えて推進してきました。それを最後まで進めて行けば韓半島に平和が訪れるのではないかと考えます。

チョン主筆 弾劾が棄却されれば、今までの誤ちは正す必要がありそうです。例えば検察権の過剰問題とか、膨らんだマスコミの報道などを。もちろん弾劾の当事者である大統領にお聞きするのは失礼だとは思いますが、正す手続きが必要であると見ますか。

パク大統領 今回の事態を経験しながら、多くの国民は韓国がこのようになっていたのかと感じたでしょう。例えば生業だけに従事しながら暮らしていたが、今回、韓国にこのような面があり、あの人がどうでこの人がこうだと広く知られて明らかになりました。そのようなコンセンサスの下で、国民は、健全に進む方向で力を合わせてこの国を発展した国にしなければなりません。指導者も必要だが、それは一人ではできません。

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