1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

調査報道メディア「ワセダクロニクル」編集長に聞く (下)

Japan In-depth / 2017年2月19日 11時30分

■現在動いているのは6テーマぐらい

安倍:今のところ実際に取材に動いている記者は渡辺さんだけですか?

渡辺:いやいや、何人か、10人はいますので。あといろんなテーマを並行して取材しているので。これやって、またoからなにか次違うテーマを取材するわけではなくて、同時並行にやっとかないと。調査報道って計算できないので。ものにならないものもあるし。それは同時に並行して。10人がみんな今のテーマをやっているわけではなくて。

安倍:何テーマくらい動いているんですか?

渡辺:濃淡はすごいあるんですけど、6テーマくらいですかね。

安倍:結構動いてますね。

渡辺:ただ膠着するときは膠着するので、そこは時期によって。目標は毎日でも出したいですけど、そこはマンパワー的に、取材も追いつかないですし、インフラ、エンジニアの人とかも、いろいろ体制がちゃんと動いていない。

安倍:年間だいたいどれくらいの予算だったら回りそうですか?

渡辺:それは何人雇うかにもよりますけどね。すべてはそこですよね。とりあえずは取材に関わる経費が出ればいいかなと。給料はまだもうちょっと我慢してほしい。

安倍:今回の記事の準備期間はどれくらいあったんですか?

渡辺:今取材したやつは10か月くらいですけど。朝日新聞辞めたのが去年の3月なので4月から本格的に始めました。

安倍:そんなに時間たっていないですね。

渡辺:実際はもちろんまだ朝日にいるときから人集めであるとかタパとか夏休み使って視察に行ったりとか。そういう意味では準備期間もっと長いですよね。1年半くらい。

■誰かを糾弾するのではなく全体像を見せたい

安倍:評判はどうですか?新聞記事にもなったし、ネット上でも面白いっていうコメント結構多いですけど。感想とかきていますか?

渡辺:ありがたい感想が予想以上に多くて。

安倍:取材も殺到してます?

渡辺:結構多いですね。

安倍:逆にクリティカルな意見とかはありました?

渡辺:そんなには。あったとしてもだいたい当然我々も想定した上でやっていることなので。先ほどの抗議もそうですけど。抗議が来たからと言ってなんか中身が新しいことはなくて。それは我々の事前のやり取りで言っていることをまた同じことが来ているだけで。

共同は、社としては抗議しているわけですけど、現場レベルでおかしいんじゃないか、という声も上がっているようなので。組合とか。そこはそれこそ自浄作用に期待したいですね。だからあんまりもうそこが主眼ではないので我々は。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください