1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

調査報道メディア「ワセダクロニクル」編集長に聞く (下)

Japan In-depth / 2017年2月19日 11時30分

安倍:伝統メディア、特に新聞ご出身だと思うんですけど。将来性あると思いますか?

渡辺:出た人が言うのは申し訳ないんですけど、どうかな、一般的に言えばそれは厳しいですよね。これは数字にも示されているように。ただ甘いのかもしれないけど、あれだけの人員を抱えて情報インフラをもって、あれだけ全国津々浦々、全国紙の場合ですよ、テレビ局の場合はネットワークですよね。そういうメディアってそんなに世界にないんじゃないかって。

確かに結構引き算の毎日なので戦々恐々というところがあると思うんですけど一方で、コップの水じゃないですけど、まだ半分あると思うんです。もう半分しかないと思うのもあると思うんですけど。あれだけの訓練を受けた記者を自前で抱えているところはそうないと思うんですよね。だからやりようによっては十分いろんな道があるんじゃないかなと。

やっぱりこうなってくるとプロとしての仕事ができるかどうかというのが一番の分かれ目だと思うんですよね。これだけ情報が誰でも発信できて、ポストトゥルースとか言われている時に、本当にプロの仕事が求められていて、その訓練を受けたプロの人たちをどれくらい抱えているかというのは結構強いと思うんですよね。僕は社長じゃないのでいくら言っても辞めちゃったんであれですけど。

安倍:先ほど伝統メディアから人がけっこう動いているっておっしゃいましたけど、まだまだ数としては微々たるものじゃないですか。もっと流動性が高まってきて、こっちの世界にもきて、ちゃんと食べていけるような感じにこの2年くらいでなっていけばいいなと思っているんですけども。そういう意味では伝統メディアに期待しつつも我々インターネットメディアがもっとどんどん力をつけていくことが必要だと思うんですよね。

渡辺:そうですね。過渡期ですね。

安倍:それは間違いないですね。第二弾第三弾、楽しみにしています。

渡辺:ありがとうございます。

《了。(上)の続き。全2回。このインタビューは編集長安倍宏行、編集部坪井映里香が2017年2月11日に実施したものです。》

*写真:ワセダクロニクル 渡辺周編集長©Japan In-depth編集部

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください