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存在感示す「都民ファーストの会」

Japan In-depth / 2017年3月24日 11時0分

■小池都知事に対する既存会派の反応

そんな勢いある小池都知事の改革に対して、既存の会派は、 どういう反応を示しているか、という安倍編集長の質問に対し、上田氏は、「自民党都連は見た目は平穏を装ってはいるが、手の出しようがない状況。今知事に野次でも飛ばそうものならマスコミも含め傍聴者もおり何もできない。予算の反対もできなかったように、やりようがないのではないか。知事に対して反論するならエビデンスを示して指摘、批判できれば良いが、肝心の予算委員会の原稿の書き手がいない、議場で批判する能力もない状態では非常に困っているだろう」と答えた。

また、豊洲問題を追及するための百条委員会が三月に決定したことについても、「我々非自民側が結束したことが強く影響した」と述べた。一方、法的拘束力があるといわれている百条委員会で石原元知事から新しいことは聞き出せるのか、という問いに対して、「地下空間のようなわかりやすいことがでてくればいいが、何故こうなったかというプロセスを明らかにすることが重要。また、重要案件の規範書が1〜5年で、廃棄されて良いのかということを都民の前で明らかにすることが大事である」との考えを示した。また、石原氏には3月3日に予定されている会見だけではなく法的拘束力のある、議事録に残る場で話をききたい、と述べた。

■都議選に向けた動き

7月2日の都議選に向けて、1月23日に上田令子氏、両角穣氏、音喜多駿氏、本橋弘隆氏が都民ファーストの会の第一次公認候補として発表された。上田氏、音喜多氏、両角氏は元「かがやけTokyo」で、本橋氏はいわゆる‘7人の侍’の親分的存在だった人である。

2月6日には村松一希氏、尾島紘平氏(ともに練馬区議、‘7人の侍’、元自民党)、伊藤悠氏、増子博樹氏(ともに元民進党)が第二次公認候補として発表された。さらに同月14日にいずれも「希望の塾」の塾生の保坂まさひろ氏(台東区議)、馬場信男氏(足立区議)、佐野いくお氏(小平市議)、関野たかなり氏(東大和市議)の四名が第三次公認候補として発表され、計12名の候補が明らかになった。

また、都民ファーストの会は単独過半数を狙うとの報道もあったが現実的にはどうなのか、という問いに対して上田氏は「希望の塾の合格者は男女合わせて300人いるが、大変経歴もよく、社会貢献をされてきた方が多いので、非議員であっても、議員と遜色ない人材が揃っている」と語り、合わせて候補者を選定していくとの考えを示した。

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