陸自のAH-Xを分析する その1
Japan In-depth / 2018年11月30日 9時30分
MHIは既存のUH-60JAを流用した武装型を提案すると見られている。武装キットをロールオン、ロールオフ方式にすれば、両方の任務を兼用できるというものだ。その場合、機体を新たに調達しなくていいので、コストを低減できる。だが同時に両方の任務をこなすことはできない。UH-60JAフリートの輸送能力が減ることになる。UH-60JAの輸送力の低下ある程度は17機導入されるV-22オスプレイで補うことができると考えられるが、陸自が保有している40機分のUH-60JAの輸送量を補える程ではない。三菱重工製のUH-60JAは単価が約50億円とシコルスキーのオリジナルよりもかなり高額であり、新造機として調達するならば武装型の調達単価は最新型アパッチに匹敵するだろう。
島嶼防衛に関していえば海自のSH-60Kでもヘルファイアの発射ができる。しかも護衛艦とのデータリンク能力も保有している。敢えて陸自が同様の機体を新たに開発、保有する意義があるか疑問である。
(その2に続く。全2回)
トップ画像:戦闘ヘリAH-64D
出典:著者撮影
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