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変わるアジアのパワーバランス Japan In-depth創刊5周年シンポ その5

Japan In-depth / 2019年1月14日 2時12分

変わるアジアのパワーバランス Japan In-depth創刊5周年シンポ その5


Japan In-depth 編集部


【まとめ】


・中谷氏「ぎくしゃくしている米韓関係懸念。(徴用工問題で)強制執行は国際法的に全く認められない。」


・朴氏「文政権はレイムダック化。日本は拙速に動かぬほうがいい。」


・島田氏「北朝鮮は米の締め付け厳しくなれば日本に寄ってくる。」


 


【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て表示されないことがあります。その場合はJapan In-depthのサイトhttps://japan-indepth.jp/?p=43705でお読みください。】


 


安倍: 中谷さんに聞く。徴用工の問題などいろいろ出てきて、日本国内にはもう韓国と決別してもいいのではないか、断交しろと言う人もいるようだが、今の意見を聞いてどう思うか。


中谷: 韓国の行動は本当に異常だと思う。竹島に国会議員が2回も連続で上陸し、しかも、韓国政府は政府のヘリコプターの使用を容認している。慰安婦の資金の団体解散、徴用工の判決、そして自衛隊が入港する際の(自衛艦旗の)掲揚を拒否した。我々は北朝鮮との関係もあるので韓国との関係を大事にはしているが、それに対する答えが、こういった状況なのでますます感情的には冷え込んでいる。それ以上に懸念されるのは米韓関係だ。韓国は、38度線の上空を飛行機が飛ばないとか、歩哨の数を減らすとか、地雷の撤去とか、次々と米国の許可なく勝手にやってしまった。米国は韓国に対してかなり批判している。米韓関係は非常にギクシャクしつつある。



▲写真 竹島 出典:Histrical Facts about Korea Dokto Island:Ulleungdont


安倍: 某自民党の議員は、私の番組で『物理的な痛みを与えないとわからないのではないか』と言った。人間というのは痛いと思うから、反省して挑発や威嚇をやめる。安倍政権を見ていると弱腰に映るというか、どことなく他人事という感じを受けてしまうが。これについてコメント、感想を求めるのは酷な話か。


中谷: 相手にするとますます反発もある。神経質にやればやるほどマイナスの要素が出る。そのため、韓国の対応をじっと見ている状況だ。しかし、もう二度三度四度と、とにかく昭和40年の日韓協定で全ては解決すると言ったのにも関わらず、こういうことが起こってくるのは外交的には本当に信じられない。安倍総理も韓国に対して、『国際常識に反する』と最大限の批判はしている。かなりの嫌悪感を表現している。


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