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韓国優遇除外「出口戦略授けた」猪口邦子参議院議員

Japan In-depth / 2019年8月16日 23時0分

 


「(国連加盟が遅れたことにより)何に違いがでるかというと、国内担保措置だ。(すなわち)国際法の国内の担保を提供する、内政部分あるいは司法部分。国民教育の中で習得して、精度を合わせて行く。担保法として評価できる水準の法律を通すまでには時間がかかる。国内法の精度を合わせるのもすごく大変で、日本も、女性差別禁止条約や障害者権利条約など、批准までものすごい時間をかけた。」


 


「国連は常に精神的な価値を加盟国にぶつけてくる。国連の理想を追い求めて、ユートピアに近いベクトルの中に世界がはいっていく。国連機関とはそういうところ。到達できないかもしれないものを、まず交渉して、条約として成立させる。それを発効させるのが加盟国。批准するのか、批准するにあたって担保制度がちゃんとしているのか。それをやるのが国会。」


 


「日本は、(対韓輸出管理の強化について)国内法が十分でないといった理由をあげるけれど、実際にさぼっていたかというと、そうではない。時間がかかることを分からなくてはならない。」


 


▷韓国の成長が、東アジア・世界の安定につながる


 


日本国内には韓国に制裁を与えよと意見もある。しかし、その先に解はない。あるのは不毛な対立だけだ。韓国にとって何が重要なのか。猪口氏は文寅在政権にとって何が意義のある仕事なのかを考えることの方が重要だと述べた。


 


「(韓国に)打撃を与えるというよりも、今後3年間、文在寅大統領に有意義な仕事をさせることが国益(にかなう)。有意義な仕事には、次の3つがある。


 


①(韓国を)ホワイト国リストに戻す。


②北朝鮮をNPT(Treaty on the Non-Proliferation of Nuclear Weapons:核拡散防止条約)に連れ戻す。


③朝鮮戦争を終わらせる。


 


在韓米軍は朝鮮戦争対応のものではなく冷戦期対応のものなので、在韓米軍を残したまま、朝鮮戦争を終わらせる方法を考えればいい。文在寅政権がこれをアシストできれば、役割を果たした政権になる。」


 



写真)金正恩氏(左)と文在寅氏(右)(南北首脳会談、2018)


出典)Korea.net(韓国政府の公式Webポータル)


 


「この世に終わらない戦争はない。21世紀のここまで終わらない戦争を引きずっているのは、東アジア差別の構図と一緒だ。もしこれがヨーロッパの問題だったら、絶対誰も放置しない。そういう構造を、自分たちがまず認識しなくてはならない。そして、世界に対して、『東アジアだから放っておいていいという差別的なハンドリングを、平和構築にむけてしないでくれ。どうしたら平和な朝鮮戦争の集結を迎えられるか、みんなでちゃんと考えてくれ』と(主張すべきだ)。」


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