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韓国優遇除外「出口戦略授けた」猪口邦子参議院議員

Japan In-depth / 2019年8月16日 23時0分

 


「もし金正恩に接触する時間が5分でもあったら、そのために使う。つまり、『何をすれば、より偉大なリーダーとして世界の歴史の中に位置することができるのか一緒に考えよう。答えは明らかだ』と。」


 


「そして、NPTを支えているのがNSG(ニュークリア・サプライヤーズ・グループ)の輸出管理体制。韓国は、いささかの疑いもかけられないように、ホワイト国リストに回復しよう。それぞれが回復できたら、朝鮮戦争終結。それができたら、ノーベル平和賞のかなり良い候補者になってくる。」


 


▷朝鮮戦争終結に関して日本の果たす役割


 


「大きな戦争を終結させるという重大なことをやるときは、他のものは揺らいではいけない。日本のボトムラインとしては、日米安保条約が根幹的に重要。それと兄弟的な関係の条約が、米韓の安保条約。これらが揺らいでしまうのはだめであって、動いていいのは国連軍だけ。横田基地の中にある司令部も、一部の編成が行われるだけで、横田基地そのものの機能はずっと在日米軍の機能だから、朝鮮戦争とは無関係。そのあたりの理論的整理をする人がいない。みんなこのテーマが怖い。」


 


「私は、国際政治学者だったから、(朝鮮戦争を)終わらせるプロセスに有意義な貢献がしたい。そのために議員になった。自分の専門性と良心から仕事をしなくて、何の意味があるのか。やはり国のために、国際地域のために、できることがあるだろうと思ってやっている。そのタイミングを上手に掴んでいくのが私の仕事だと思っている。」


 


政治学者として朝鮮半島を終わらせるプロセスに貢献したいとの強い思いを話す猪口氏。議員外交は記事になることは少ない。今回、日韓の対立のまっただ中で行われた日米韓の議員会合だったから注目されたが、実際に各国の議員が出来ることは我々の想像を超える。


 


政府間の協議がこんがらかって暗礁に乗り上げそうなとき、各国の有力議員が解決策を模索することは重要だ。どの国のリーダーも自分の政権の崩壊は望まない。独裁国であればなおさらだろう。どのような交渉にも「出口」は必要だ。出口戦略を考え実行することが、政治的対立を回避するための最善で最短の道だろう。そういう意味において今回猪口氏のインタビューは、「議員外交」の意義を改めて考える機会となった。


トップ画像:©Japan In-depth 編集部


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