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韓国優遇除外「出口戦略授けた」猪口邦子参議院議員

Japan In-depth / 2019年8月16日 23時0分

 


▷「第26回韓日米議員会議」での対話


 


経済産業省は、ホワイト国から韓国を除外する理由の一つとして「韓国に関連する輸出管理を巡り不適切な事案が発生した」ことを挙げた。このことが、「韓国から危険国に軍事転用可能な物資が流出されたか否か」という論争を生んでいる。


 


「私は経産省が、今回どういう事実をつかんで、韓国をホワイト国リストから外すことにしたかは問い詰めていない。日本側の戦い方はあまり賢くない。そこに入り込んでいくと、水掛け論になって交渉の出口がなくなる。韓国側は、そんな事実はないと言うに決まっている。日本側も完全証明をしきれない。100歩譲って証明できて、ホワイト国リストから外すことが正当化されたとしても、出口はない。私はチーフネゴシエーターをいくつもの協議で務めてきたが、常に大事なのは、出口をどこに置くかだ。」


 


猪口氏が韓国議員団に述べた要旨は以下の通り。


 


・私は当局ではないから、インターオーソリティコンサルテーションはできない。ただ与党の1議員として、1日も早く韓国がホワイト国リストに戻ることを希望する。それが出口だ。


 


・日本と韓国は共通の利益がある。ミサイル技術や化学兵器技術などがテロリストの手に渡ったりすることは、日米韓共通の利害事項だ。(韓国の輸出管理強化とホワイト国への復帰は)与野党関係ない共通の利益である。


 


・そのためには、日本のオーソリティと一緒にコンサルテーションのテーブルにつくこと。そして、韓国側の制度のどこに不備があって、日本が嫌疑をかけているのかを聞き取ること。日本の主張が正確さに欠けるのであれば、その段階でそれを言えばいい。流出したかしていないかと言うよりは、制度が完璧であることを日本のオーソリティに示すことができればいい。制度が十分でないと指摘を受けたら、日本が納得するような制度を直ちに導入すればいい。紙ベースで協議できるレベルの問題だ。


 


▷「出口」に向けて日本のとるべき態度


 


「韓国は日本を甘く見ていて、日本に対して何をしてもいいと思っている」「物理的な痛みを与えて、知らしめる必要がある」という考えを持つ与党議員もいる。しかし、猪口氏はむしろ「知的な手助け」が必要だと述べた。


 


「まず、相手の制度に不備があると教えなければならない。僭越な言い方かもしれないが、知的にやり方を教えて差し上げるということ。」


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