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沢尻エリカさんに社会はどう対応すべきか

Japan In-depth / 2019年11月24日 15時14分

日本では薬物事犯を叩きのめす傾向にあるので、薬物問題を起こすと表舞台で活躍することが非常に難しくなる。それゆえ、ただでさえ辛い治療期間なのに「回復しても社会で受け入れられない」「社会に居場所がない」となれば、回復のモチベーションは途切れてしまう。そこで回復を果たし、社会から再び受け入れられ、活躍しているロールモデルの存在は非常に重要となる。人は絶望ではなく、希望でしか変わることはできない。だからこそ沢尻さんが治療に向き合い、回復した暁には是非とも再び芸能界という舞台できらきらと輝く姿を見せて欲しい。「回復すればまた居場所ができる。」というロールモデルの存在は、多くの潜在化した依存症者を救い出してくれるはずである。


ご存知の通り欧米諸国では、エリッククラプトンやエミネム、ロバートダウニーJrをはじめ、多くのロールモデルが活躍している。


 


3.収入


芸能界で活躍するような人はもちろん収入が高いが、それもそのはずで、まず芸能人になられる方々はポテンシャルが全く違う。そもそも「人前に出る」ということだけでもプレッシャーがあるものだが、それが四六時中ついて回るのであって気が休まる暇がない。私も高知東生さんと啓発をさせて頂くようになってよくわかったのだが、一緒に歩いていると、多くの人が気付き、サインを求められたりするので実に大変だなぁと思う。私なんぞ疲れていると見ず知らずの人に笑顔で対応し続けるなど不可能である。しかも、そういった善意の人たちだけでなく、一度など高知さんと食事をしている間ずっと聞き耳をたてられてしまったり、トイレの前の隅っこの目立たない席に居たのに、何度も何度も入れ替わり立ち替わり、他の席に座っていた人がトイレにやってきて顔を覗き込んでいくので、私の方が気まづく、根をあげてしまい、早々に退散したこともある。その上、求められる役柄を演じたり、長いセリフを覚えたりするわけであるから、やはり一握りの人にしか出来ない職業だと思う。だとしたらそういうポテンシャルのある人は、薬物問題で失敗したからといって、社会の片隅でくすぶっているよりも、適性のある職業で稼いで貰って、高い税金を納めてくれるのであればそれに越したことはないのではなかろうか。


もちろん同じ依存症問題でも被害者感情を考慮しなければならない飲酒運転や性犯罪などであれば、それは難しいかもしれないが、薬物の自己使用者は「被害者なき犯罪」といわれており、やり直すチャンスを与えられるべきではないだろうか。


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