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全国民PCR検査、今すべき?

Japan In-depth / 2020年5月17日 17時46分

働き方では、テレワークの一層の徹底、対面が必要とされる仕事の見直しが進むだろう。人事評価システムなどにも影響必至だ。


さらに、今回大打撃を被ったエンタテインメント関連ビジネスを持続可能にする仕組みも作らねばならない。


教育では、休校により遅れてしまった子供達の学びの質をどう担保するか、9月入学に移行する場合の問題点の洗い出しと対策を加速せねばならない。


そしてなにより、そうした変化の中で弱者が取り残されることの無いようなセーフィティー・ネットワークの再構築が必要だ。


「命も経済も守る」


それは決して簡単なことでは無い。新型ウイルスは、今、日本人の知恵を試している。


 


注1)擬陽性と偽陽性について


擬陽性


検査結果として,陽性と陰性の間に位置するもの。ここではPCR検査の結果が白とも黒ともつかない灰色状態。PCR検査であれば再検査すれば白黒の判定はつくことが多い。公衆衛生的には暫定的に「陽性」と扱うことも可能である。


偽陽性


検査結果としての「陽性」が間違っていたこと。ここではコロナに感染していないのに検査で陽性に出ること。検査時点では偽陽性かどうかは分からないし、事後の経過や再検査の結果から「間違い」とわかることもあるし、分からないこともある。集団全体としての偽陽性率は推計できる。


(了)


トップ写真:PCR検査を行う The FAO/IAEA Animal Protection and Health Laboratory 出典:flickr : IAEA Imagebank (Dean Calma / IAEA)


 


【以下、加筆致しました】2020年5月17日、18日


・尚、本提言の注釈*1に以下の記述がある。〜 従って、ホームページの緊急提言と小黒・関山両氏の長文論稿(以下、論稿とする)は別物であることに注意されたい。


上記にある両氏の論稿は、提言「緊急提言 新型コロナウイルス感染拡大からの「命も経済も守る出口戦略」と題し、その要点は以下の通り:


また、検査を拡大した時のコストについては本提言の脚注*4に以下の記載がある。


PCR検査に限らず、抗原検査や抗体検査を含め、高精度で有用性が高い検査は積極的に取り入れる。また、検査は訓練を受けた技術人材が実施する。


・PCR検査に限らず、抗原検査、抗体検査などを積極的に取り入れるとしている。また、精度の高い検査キットの開発普及・低価格化で、予算は5~9兆円(仮)まで圧縮できるとの試算だ。


(注1:擬陽性と偽陽性について)


論稿では擬陽性の人は再検査することになっているので、一旦ホテルや施設に隔離されても、非感染者であることがわかれば、家に戻れるわけだが、2回目も擬陽性なら3回目を待つしか無い。仮に2回目以降、家に戻れたとして、直ぐ職場に戻れるとは限らない。自宅隔離だとしても非感染者とわかるまで不安なことにはかわりない。


尚、論稿では複数回の検査を行うことが前提となっている。小黒一正氏が、連続検査の効果を公開しているので、実際に確認してみて欲しい。


https://twitter.com/DeficitGamble/status/1261133315244912640?s=20  連続検査の効果(Excel)提供:小黒一正氏


注1)擬陽性と偽陽性について 〜 集団全体としての偽陽性率は推計できる。


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