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都知事選「町田や八王子にサテライトの都市基盤整備を」小野泰輔候補

Japan In-depth / 2020年6月17日 11時49分

小野氏: 例えば無名の主婦の方が長年やってきた方を追い落とすというのは、確かに有権者やメディアから見たら胸がすくようなものかもしれないが、政策単位で政治家と向き合って議論していくというのが本来の議会と首長のあり方だと思う。二元代表制なので。


都合の悪い人を追い落として、自分にとって上手くいくような人を立てるのは王道ではない。基本的には政策ベースで議論をし、相手方がこちらの執行部がやろうとしていることに反対したときも議論のプロセスをオープンにして、一体どこが合意できないのか明らかにすればおのずと妥協点が見つかると思うし、そうでなければ膠着状況を見て都民がどう判断するか、選挙で明らかになる。


安倍: 都議には、反自民で勝ち上がってきた若い都民ファーストの議員もいる。話せば分かるかもしれない。


小野氏: 都民ファーストの中でも小池氏のやり方で良いのか迷っている人や、独立会派もいる。突貫工事で作った政党だから、政治家1人1人としての思いがどこにあるのか考慮されずに勢いでいった政党でもあると思う。その後、4年間政治活動する中で自分のスタイルや考えが出てきているから、その信念に従って行動してもらえれば、何でも反対するのではなく合意点は見つかると思う。


安倍: 弱者の味方と主張をする山本太郎氏が出馬した。一定数のポピュリスト支持層もいるが、そうした支持層にはどう対応するか。


小野氏: 「ばらまき」ではあると思う。(一律)10万円は困窮している方にとってはありがたいことだと思うが、他府県ではそこまでできない。他府県と比べてなぜ東京だけ出来て、なぜ東京にとって優先事項なのか、果たして全日本的に説明できるのだろうか。もしそれをやるのであれば、政府がもう1回10万円給付しようと言うべきだと思う。かなりの都債を発行して行うものであり、砂漠に水まくようなもので終わってしまう可能性もある。


セーフティネットでは10万円配るだけが全てではなく、仕事を失ってしまった人や残念ながらお店を閉めざるを得なかった人にどう再チャレンジの機会を与えるか、というやり方もあると思う。こちらの方が東京が変わっていき、それに合わせて新しい人生の再チャレンジができるという意味で、使った方がいいと思う。


3密を避けるために都心のお店では客の半分しか入らない、東京アラートなどでマインドもすぐには戻らない中、10万円を配っても問題が先延ばしになるのみで根本的な解決には至らない。15兆円あれば何かできるのではないか。都内で商売している人も、元通りの売り上げが戻るのは相当先になる。であれば新しい可能性を求めて再チャレンジできるお金を投資するなどの方がよっぽど将来があると思う。


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