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「トップのリーダーシップが必要」千葉市長熊谷俊人氏

Japan In-depth / 2021年1月12日 15時19分

「トップのリーダーシップが必要」千葉市長熊谷俊人氏





20210110安倍宏行「編集長が聞く!」





【まとめ】





・千葉県を変えるには、強いリーダーシップが必要。





・電力分散化を図り、災害に強いまちづくりを目指す。

・千葉の魅力をアピール、民活による経済活性化と移住を進める。





2021年、国政では年内に衆議院議員選挙が予定されている。首都圏では、4年前小池旋風で圧勝し東京都議会で与党となった政治団体「都民ファーストの会」の実績に審判が下る「東京都議会議員選挙」や、森田健作現県知事の任期満了に伴う「千葉県知事選挙」(3月4日告示、同21日投開票:千葉市長選とダブル選)などがある。





千葉県知事選には、史上最年少で初当選し、現在3期目の現千葉市長の熊谷俊人氏(無所属)や、千葉県議会議員(3期目)の関政幸氏(自民党推薦)らが立候補を表明している。





■ 県知事選出馬の動機





まず熊谷氏に、千葉市長から県知事選への出馬を決意した理由を聞いた。





熊谷氏は「正直、政令指定都市の首長というのはやりがいがあるし、県知事になりたいという政治的野心があるわけではなかった」としたうえで、市長在職11年の間、特に3期目に入ってから、「あまり長くやるのは好ましくない。次のキャリアをどうするのが一番社会の為にいいのか考え続けてきた」と述べた。





そして、「(千葉県)トップのリーダーシップが不十分だ。県庁の能力を引き出せていない。スピード感もない」と述べると共に、「(出馬の)決定打は一昨年の災害(編集部注:2019年の台風15号による災害)だ。森田知事が悪かったと報道されがちだが、組織的な問題点もあった。市町村との連携など、平時に出来ていないから危機の時に出来ない」と述べ、県が市町村や現場から遠くなっている現状を変えることが出馬の動機となったことを明かした。





さらに、「2,3年前から自民党が(県知事候補として)鈴木大地氏(前スポーツ庁長官)で動いているのは知っていた。個人としては好きな方だが、県政ビジョンが無く、政治経験がない鈴木氏になったら森田県政よりも厳しくなると思った。選挙に勝てる可能性があり、行政運営経験があるのは自分しかいない。(だったら)やるしかないと腹をくくった」と、出馬の動機を語った。






■ 千葉県の課題





次に千葉県が抱える課題について聞いた。





熊谷氏は開口一番千葉県を「もったいない」と評し、「千葉県ほど過小評価されており、本来の力を引き出せていない県はない」と断じた。





その上で千葉県は、「日本の縮図だ。事実上の東京圏と、成田、外房、南房総、と全部違うエリアを同時にマネジメントしなければいけない。難易度は高いが、それぞれ活性化の仕方がある。これほどやりがいがあって面白い県はない」と述べると共に、「こうした千葉県の奥深い魅力が他県の人に伝わっていないし、県民自身も誇りとか自信になっていない。まねごとではない、千葉にしか出来ない戦い方、魅力作りが出来るんだということを見せていきたい」と意欲を示した。





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