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「日本改鋳 2」「憲法改正が近づいた」続:身捨つるほどの祖国はありや 5

Japan In-depth / 2021年5月9日 19時51分

ドイツやEUは違うように見える。希望はある。





現在のようなアメリカの核の傘がなくなった状態で、核武装して久しい中国と向き合うことを国民が決意することが決定的に重要である。アメリカの核の傘がなければ、その他の国の核の傘が考えられない以上、自前でなにができるのかということになる。もちろん、自前では足りなければ、アメリカとどう同盟するのかも選択肢になる。それは、目を瞑ったままの状態でアメリカの核の傘を忘れて酔生夢死の暮らしを送ることとは異なる生き方である。





そうした議論を我々はすることがなかった。正面から大事な問題に取り組むのではなく、目の前の「岸信介」的なもの、現実のなかでの最良の選択をした者を、理想の全てを満たしてくれないとして、足蹴にすることでその場限りの溜飲を下げ、すぐにアメリカの核の傘の下に滑り込むやその傘を忘れて経済的な満足を追求する。





我が姿である。





ふがいない?命あっての物種さ、と自省してみれば、ふがいがないことは悪いことではないかもしれない。





その考え自体も、我が姿である。





結局のところ、人はなんのために生きるのか、という問題になる。国のための人生でないとすれば、自分の命を犠牲にして戦うという生き方は簡単には出てこない。しかし、国民の誰ひとりとして戦う覚悟のない国は亡びる。国が滅びれば個人の生活もない。戦う覚悟のない者は、そうした覚悟のある者にすがって、後ろに隠れて生きるのである。だから、古今東西、武人は尊敬を受けたのである。





今、日本人のなかにもその覚悟のある人々は自衛隊にも政治家にも、何人もいるだろう。ただ、今回の事態を独立の好機と捉えてアメリカと友好裡に、巧妙に立ち回ることのできるリーダーがいない。





だから、少しでもリーダーの登場に微力を尽くすしかない。自分のため、家族のため、そして未来の日本人のためである。





(1,2,3,4)





トップ写真:第63回新型コロナウイルス感染症対策本部で発言する菅総理(2021年5月7日 首相官邸) 出典:首相官邸ツイッター




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