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「ポスト菅 期待に応えたい」自民党下村博文政調会長

Japan In-depth / 2021年6月11日 17時18分

▲写真 下村博文氏 ⒸJapan In-depth編集部





■ LGBT法案





安倍: LGBT法案について最近色々と騒がれているが、党としては一転慎重姿勢で党3役に任されている。この法案については、今後どういう方向に進めていくお考えか。





下村氏: LGBTにおける理解増進法案は、党内ではもう了承されており、党内手続きは既に終わっているんです。ただこの法案については、法案に含まれる「差別」という文言に対して、政府がしっかりとその解釈を説明することが前提で党内で了承されているという経緯があります。それは今後の裁判でLGBTなどについての争いがあった時に、この「差別」という文言についての解釈とそれについての国会答弁が非常に重要になってくるからです。





しかし国会があと2週間しかない中で、現在審議中の重要土地法案という閣法が6月16日の最終日に通るかどうかギリギリの状況になっています。したがって、LGBT法案について政府側の国会答弁にしっかり時間を取って審議することが日程的に非常に厳しくなっています。日程的に間に合わない中でLGBT法案を出して、成立させることができなければ、この法案は廃案になります。途中で廃案になることが日程上分かっているなら、最初からそうならないよう秋の臨時国会で出し直ししたら良いのではないかということです。





安倍: 今国会では閣法の「重要土地等調査規制法案」が優先されることになると。





下村氏: そうですね。基本的に閣法が全部通ったあとで議員立法を処理するのがルールです。LGBT法案は議員立法ですから、今国会では閣法の重要土地法案がまず最優先になります。もしこの重要土地法案の採決が早まったり、あるいは他の要因で会期延長になったりするようであればLGBT法案の審議に移れる可能性もあるので、三役で預かるということになっています。





■ 総選挙に向けて





安倍: 最近下村氏は、ウェブメディアを含め、積極的にインタビューを受け、情報発信を増やしているが、次期総裁選をにらんでという面もあるのか。





下村氏: 先日、安倍前首相がポスト菅として私を含め4人の名前を出してくれましたが、私にとっては大変光栄なことでした。今は政調会長ですから、しっかりと菅政権を支えるということに全力を尽くしていこうと思っておりますが、ポスト菅ということであれば期待に応えられるよう精進していこうと思っています。ポスト菅ですから、当然菅総理を支えた後の話ですがね。





安倍: ただ、自民党は先日の補欠選挙、再選挙で3連敗をしていることもあり逆風が吹いているようにも思えるが、今後この雰囲気は変わってくると思うか?





下村氏: 非常に厳しい状況にあると思います。支持率を上げるためには、多くの国民がワクチン接種ができる状況と、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置を解除できる状態にして、その上で経済対策をしっかりやっていくことが必要だと思います。最近は政治とカネの問題もありますから、自民党は自浄作用を働かせることができると、国民にそう思ってもらえるように我々はしっかりと努力をしていきます。





(了)





**インタビューは2021年6月2日に行われました





トップ写真:下村博文氏 ⒸJapan In-depth編集部




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