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「ネットワーク生かし現場の声を都政に届ける」公明党東京都本部代表高木陽介衆議院議員

Japan In-depth / 2021年6月24日 16時36分

「ネットワーク生かし現場の声を都政に届ける」公明党東京都本部代表高木陽介衆議院議員




安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト)





Japan In-depth編集部(阿部翔太郎)





「編集長が聞く!」





【まとめ】





・都民ファーストとの信頼関係は完全に崩れた。





・公明党独自のネットワークをいかし、現場の声を都政に届けていく。





・オリンピックについては、国内外の様々なデータを踏まえた丁寧な説明が必要。





 





都議選の告示まで一週間余り。前回の都議選では「都民ファーストの会」と選挙協力を結んだ公明党だが、今回は再び自民党との協力体制に戻る。





各種調査では公明党苦戦の向きも伝えられる中、どのような戦略で都議選に臨むのか。公明党東京都本部代表高木陽介衆議院議員に話を聞いた。





■ 公明党苦戦が予想される中、現在の手応えは





安倍: 自民党やマスコミの調査、また公明党自身の発表でも今回の都議選では苦戦が予想されるが、党としての実感はどうなのか。





高木氏: 実際かなり厳しい面はあります。自民党は前回大きく負けたから、今回は保守系の団体や業界を固めているのでかなり堅実です。一方で東京都市部は内閣支持率が低く、その受け皿が立憲や共産になっています。都民ファーストの会の支持率が下がるかと思いきや、小池さんの支持率は未だに6割と高く、各政党とも運動量が少ない中で、(小池知事との)2連ポスターに小池さんが載っている都民ファーストの会はなかなか落ちてこないんです。





一方うちの党は、組織選挙、対面選挙、動員力でこれまでやってきたが、コロナでこうした動きが止まってしまっています。もちろんオンラインだとか様々なものを駆使してはいるのですが、これまでに比べると全然少なくかなり厳しい状況です。僕もいろいろ回っている中で、多くの方が「公明党さんは大丈夫、いつも勝つじゃない」おっしゃいますが今回は違うんです。これまでは厳しい中で頑張ってなんとか滑り込んできたんですが、今回は頑張っても滑り込めるかどうかというところです。





■ 前回選挙協力を結んだ都民ファーストとの関係





安倍: 公明党は前回の都議選で都民ファーストの会と組んでいたが、今回再び自公の協力体制に戻ることになった。この背景には都民ファーストの会との信頼関係が崩れたということなのか。





高木氏: 信頼関係は崩れましたね。少し詳しく経緯をお話ししますと、4年前は都議選の1年前に都知事選があり、そこで僕らは自公で増田さんを立てて負けました。これを受けて公明党としては、それも都民の選択だから小池都知事とは是々非々でという姿勢で構えたのですが、自民党はもう全部反対、予算まで反対するという姿勢を取りました。これによって、それまでのように自公で連携を取るということができなくなったのです。我々としては誰が知事であろうが都政を前に進めた方がいい考えだったので、都民ファーストの会とまず政策協定を結び、政策協力をやりましょうという前提のもとで、では選挙協力もしましょうということになったんです。政策協定を結んだ項目については実現したものも多くあります。例えばうちが主張した、私立高校の無償化などは実現させることができました。





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