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衆院選「野党間で競合する選挙区では予備選を」国民民主党玉木雄一郎代表

Japan In-depth / 2021年9月11日 23時0分

安倍: 次に誰が内閣総理大臣になろうとも事態はあまり変わらない?





玉木: 変わらないですね。今まで内閣や与党にいて変えられなかった人たちがこれからできるはずもないから。もし本当に必要だったら今までにできているはずじゃないですか。





安倍: 次の内閣も本格的なものにはなり得ないと?





玉木: 場合によっては次の内閣も短命に終わる可能性があって、選挙の顔を目的にできた政権は、また選挙を目的に変わる可能性がある。参議院選挙の前にまた総裁選挙をやっているかもしれない。安倍政権の前のように、一年ごとに総理が変わるような状態に戻ってしまうのではないか。野党側も本気で政権で取るために変わらなくてはいけない。





今やっている自民党総裁選挙は派閥を超えた争いになってきている。今の野党各党は自民党で言ったら派閥くらいの人数しかいないので、党派を超えて、どういう野党のリーダーを立てて、どういう枠組みで自公に変わる受け皿を作るのか、既存の発想を超えてやっていく。さらに野党間で競合する選挙区があれば予備選をやれば良い。裏で調整するのではなく、政策をぶつけあって、自民党候補に一番勝てる、決勝戦に臨むもっとも強い候補を選ぶのです。野党同士の厳しい争いを国民に見せたら良いんですよ。そこで勝った者がその勢いをもって決勝本戦に臨む。そうしたら有権者からも見えやすいし、盛り上がりますよ。野党にもメディアが注目してくれると思いますし。





安倍: 立憲民主党からは一緒にやってきた仲だから国民も我々と一緒になってやろう、との声も聞こえるが?





玉木氏: 野党がいろんな形で力を合わせて行くのは大事ですし、自公政権に代わりうる政権を作るというのが政治を志した原点ですから、私はそれをずっと目指している。ただそのためには、左に寄りすぎたら絶対に取れない。(総選挙は)51%を取るゲームなので、リベラルだけでなく、中道、穏健保守ぐらいまでは幅広くおおらかに包み込むような政治体制にしなくてはいけない。だから今回我々は市民連合の政策協定には参加しなかったんですが、それは彼らを否定するわけではなく、その枠だけでは政権が取れないと思うからです。





私がぜひ訴えたいのは、ある程度幅の広い野党じゃないと、幅の広い民意を受け止められないということ。そのためには野党を支援する支援者や支援団体もおおらかで寛容にならないと。ちょっと自分たちと違うことがあったら、「もうお前敵だ、許さん」となっていると、小さくにしかならない。過半数を取るゲームで勝てない。自民党は、新自由主義との決別みたいなこと岸田さんが言い始めている。これは野党の領域にまで政策的に踏み込まれてきているから勝てないですよ。野党側も左から右まで大きくウィングを広げないと。





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