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総裁選「最大のテーマは社会保障改革」河野太郎行政改革担当大臣

Japan In-depth / 2021年9月16日 23時48分

〇多様性





選択的夫婦別姓・同性婚について、「いずれも賛成」と述べた。「ただ同性婚については、憲法上の問題をどうするのかというところは当然あるだろうと思う」





「こういう価値観が問われる問題については、私は、国会で党議拘束をやめてご議論頂くのが良いのではないか」。「国会というのはやはり国民の声を代表してそこで決めるわけですから、国会でしっかり議論をして頂いて結論を出すというのが大事なことだと思います」。





自民党内の女性議員の比率については、「少しずつ女性議員を増やしていく努力というのはしていかなくてはいけないのだろうと思います」「女性が手を挙げられるような環境を作るというのも大事なことだ」とした。「今の段階で一気に数字でクオータを決めますというのが良いかどうかは、私は疑問を持っています」とも述べた。









▲写真 ⒸJapan In-depth編集部





〇再生可能エネルギー





バックアップ電源として火力発電を重視する考え方について、「今すぐバックアップなしというのはできない」と断り、蓄電池など「様々バックアップのやり方が出ている中で、将来的にどう考えるかという中長期戦略が必要」とした。





「国がきちんとした方針を示して、今後必要になってくる部分にきちんと投資が行われるような政策的なリーダーシップをとっていくのが大事。これから火力発電、石炭・石油は衰退していく。カーボンニュートラルを考えれば、天然ガスにも終わりが来るわけで。今あるものを『さっさと明日つぶせ』というつもりはありませんけれども、『この分野はこれから伸びるんだからこの分野に投資をしてください』と伝わるようなメッセージの出し方をしないと、古いもの、衰退するものを守って新しいものはよその国にとられる、ということにこれまでなってきた。だから太陽光も風力も日本からなくなってしまった。あの過ちを繰り返してはならない」。





〇経済・金融政策





アベノミクスについては、「金融・財政、最初の2本の矢で経済を再起動させ、三本目の成長戦略につなげるところでありましたけれど、残念ながら成長戦略の部分が完全に点火しきれなかったのではないか」と評価した。





「もう一つは、円安で企業の利益が非常に大きく膨らみましたが、それが内部留保にとどまって、なかなか賃金に波及してこなかったというのがはっきりしています。労働分配率を高めたところは法人税の特例を設けるとか。今でも制度はあるけれど実際には使われていないところもあります。積極的に、目指すは賃金だというところをはっきりしていかなければいけない」。





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