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衆院選総括「立憲民主党は国民が野党に期待する役割を果たしていなかった」元国民民主党・衆議院議員菅野志桜里氏【Japan In-depthチャンネル】

Japan In-depth / 2021年11月16日 0時0分

■ 各党は人権守るためにこそ、「富と力」のビジョンを示すべき





我が国を取り巻く安全保障環境の変化の中で一番注視しなければならないのは、近年の急激な経済成長を背景に、軍事活動を活発化させる中国の動向だろう。これまで対中政策に精力的な取り組みを見せてきた菅野氏は、こうした軍事、経済両面での中国の影響力の拡大が、中国の人権問題を解決することの困難さにも結びついていると指摘する。





菅野氏は、香港で国家安全維持法が施行された際に、国連でこれに懸念を表明したアジアの国は日本だけであったことや、未だにIPACの枠組みに加わるアジアの国がほとんどいないことに触れながら、軍事面での脅威の拡大と経済面での依存の強まりから、アジア各国が中国の人権問題を非難できない状態にあることを指摘し、「人権を守るというのは、富と力がないと言えない」と強調した。





これを念頭に菅野氏は、選択的夫婦別姓や、LGBTの理解増進、技能実習生の境遇など、国外だけでなく国内にも多くの人権問題が存在することを指摘しながらも、国内外の人権問題を実際に解決していくためには、それを実現できるだけの「富と力」を基底とした「国家としての背骨」を示せるかどうかが重要になることを繰り返し強調した。





一方で、今回の衆院選で選択的夫婦別姓やLGBTの理解増進など、一部の人権に関する問題について積極的に発信を行っていた立憲民主党は、まさかの議席減となった。これを受け枝野幸男氏が代表を退いたことで、同党は新たな代表のもとで再出発を切ることになる。代表選後の「新生」立憲民主党は、果たして「国家としての背骨」を示し、国内外の人権問題を解決していくことができるのだろうか。





そんな立憲民主党の代表選について菅野氏自身は、「私が期待している立憲民主党の議員は代表選の名前に上がってなくて、やっぱりそれより上の世代しか名前が上がってない。正直今名前が上がっている人では、立憲は変われないんじゃないかなと思っています」と失望の念を口にした。





(了)





トップ写真:©︎Japan In-depth編集部




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